当BLOGで活用している一目均衡表の先行スパン雲の分析は、実線と先行スパン雲の位置関係により、大勢のトレンドを確認したり、抵抗帯/支持帯を確認している。
◆トレンドの確認
・実線と雲の位置関係でトレンドを一目で確認できる。
雲の上方エリアを上昇トレンドエリア、下方エリアを下降トレンドエリアとなり、実線がどちらの方向に位置しているかを一目で確認することができる。
<上昇トレンドを示唆>
雲の上方に位置している場合は、上昇トレンドのエリアに位置するため、上値を試す可能性が高いと判断。
<下降トレンドを示唆>
実線が雲の下方に位置している場合は、下降トレンドのエリアに位置するため、下値を試す可能性が高いと判断。
<抵抗帯/支持帯を確認する>
・実線が下降トレンドエリアで位置しているときに、雲が抵抗帯として機能する場合がある。
・実線が上昇トレンドエリアで位置しているときに、雲が支持帯として機能する場合がある。
以下のチャートでは、雲の下方で実線が推移。つまり、下降トレンドのエリアに位置するため、下値を試す可能性が高いと判断できる。確認方法としては、大勢のトレンドから順(週足→日足→4時間足→1時間足)に確認することで実線の位置関係が理解できる。
◆一目均衡表の先行スパン雲の計算式
・先行スパン1
基準線と転換線の中値を26日先行して記入する
先行スパン1=(基準線+転換線)÷2
【基準線】
当日を含め、過去26日間の高値と安値の中値
基準線=(26日間の高値+26日間の安値)÷2
【転換線】
その日を含め、過去9日間の高値と安値の中値
転換線=(9日間の高値+9日間の安値)÷2
・先行スパン2
当日を含め過去52日間の高値と安値の中値を26日先行して記入する
先行スパン2=(52日間の高値+52日間の安値)÷2