ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次



現在地はガダルカナル島中部戦跡・見晴台麓


レレイ村 マイケル・ベン氏宅


次の目的地はヒル66 橙線はヒル66までの道程
ヒル66は堺台第一拠点の最右翼、堺台と見晴台、両陣地の接点、そして米軍により切断された台地であります。

今まで38師団資料よりイヌ・サル高地としていた二つの台地ですが、新資料全国ソロモン会さんの会誌「ソロモン」に明確な位置が記録されていたので修正してみました。
行きつけのカイバー、昨年宿泊したホニアラホテルの背後の岡がサル高地でありました。


見晴台より文明圏のレレイ村の木陰で空を見上げ

小休止した後

レレイ村のマイケル・ベン氏を訪ねたところ不在。
昨年のサイクロンで彼が所蔵していたレリック(戦争遺物)コレクションは全て水没地中に埋まってしまったと言っていたのですが・・・
苦労して掘り起こした様子


彼の所蔵していたコレクションは

二枚の写真の凡そ10倍はあったでしょうか。
貴重なレリック(戦争遺物)はこうして徐々に姿を消していくのかも知れません。

暫しレリツクを見学の後
マタニカウ川渡河点より

対岸へ

連日の雨にも拘わらず水位が低く長靴での渡河が可能でした。

K隊員の後方が見晴台麓

現地時間15:44 サル高地北麓行きつけのカイバーで遅い昼食あります。


日没までにまだ時間があるので後日精査予定ヒル66の下見調査へと向かいました。
込み入った住宅街、急坂を越え此の辺りがヒル66であろうと思われる位置にはPUBLIC NOTICEの看板


看板の手前でCR-Vを下車



多分ヒル66と思われる高台より当方より見晴台を見渡してみます。

東方を望めばルンガ岬、其の奥の岬は歩230連隊が二師団総攻撃頓挫の後「飛行場適地を探せ」と意味不明の命令により転進したコリ岬。
右端にサル高地の北端

右へ視線を移すとサル高地、その右にイヌ高地


イヌ高地の後方 歩228第二大隊・稲垣大隊が散華されたギフ高地



歩124岡部隊が布陣したシーホースが見え

前方下にはマタニカウ川の渓谷、右にヒル55

ヒル55-54


ヒル54の右には密林この密林こそ若林中隊布陣位置

後方にはヒル51、52が望見できました。
新日蘭の友人曰く、松本小隊付近で92式歩兵砲を発見したとの事。
おそらく我々の現在地ヒル66を狙っていたのではないでしょうか。

その右ヒル56から看板

ヒル66からの眺望は上掲の通りであります。

以前より気になっいてた米軍の此の写真・・・
何度見ても愉快な写真ではありませんが・・・1943年にカラー写真とは溜息が出ます。

ラミネートして持参した此の米軍写真の位置を探すべく移動

やや西方へ移動して写した米写真位置と思われる背景

中央後方のギフ高地、手前台地の地形が合致

こんな位置関係ではなかろうか

現地:米軍呼称ギャロッピングホース、日本軍呼称見晴台を後ろにし、更に後方にはギフ高地まで見渡せる激戦地をバツクにしたロケーションでの記念写真だったのかと疑問が一つ解決。
撮影時期はこの一帯での日本軍との戦闘が終結した昭和18年1月下旬以降ではないかと推察します。

現在地は↓


現地時間 16:36 この位置を確認しヒル66で間違いなしと判断
小雨もパラつき本日は此処までとベースキャンプへ戻るべく帰路についたのでありました。

つづく


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