ガダルカナル戦書籍一覧


*********************************************************************
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在地はガダルカナル島中部戦跡・見晴台


拡大すると↓

右手に見えて来た密林、歩225第11中隊竹内小隊が布陣した密林。

この密林へ踏み入ってと考えていたのだが案内人のラファエルとサンディは密林に向かって左の丘に登ると言う。

左の丘を見上げれば・・・

中々の急勾配であります。

目的地を指し示され・・・

無言で目をあわせる日本人二人・・・
K隊員の眼からは「マッマジかぁ・・・」の心の声が伝わって来る。

登坂を始めて目に入って来た花をパチリ


その後方からK隊員、撮影状況をパチリ

荒野に一株だけささやかに咲く花でありました。

登れと言われれば其の為に此処へ来たのであるから当然登るのでありますが・・・

先頭のサンディは足も軽やかにスイスイと
我々は五十路のおっちゃんはヒイヒイゼイゼイついていくのがやっとであります。

目的の丘頂部近くの沢を越え


頂部付近で眼前に木陰が現れたところで小休止を申し入れる

マンゴー?の果実がたわわに実る木陰でありました。


早速、サンディが収獲し

切り分けてくれる。

此の手の食物は当時の将兵の口にも入ったものと想像し嬉々として口に運ぶおっちゃん

樹にぶら下がったまま完熟した果実はとろける甘さとみずみずしさ・・・美味でありました。
K隊員は・・・此の手の食物をいくら奨められても下痢を警戒して一切口にしなかったのでありました。

人心地つき頂部の端へ移動し周囲を見渡すとそれはそれは絶景でありました。

思わず絶景をパノラマ撮影、丸数字が撮影方向

水色の線は米国映画「シン・レッド・ライン」のモデルとなった実際の侵攻経路であります。

①二本の樹に注目してください。


②ヒル52

歩228第三大隊第10中隊、深田中隊の守備陣地があり、この丘を巡って激戦が繰り広げられました。
映画シンレッドラインで米軍給水休止の後、機関銃座を巡っての攻防は此の地で間違いないと思います。

③ヒル51、後方にはシーホースが望見出来ます。

恐らく此のヒル51が日本軍の展望哨、此の地を奪取した米軍は逸早く此の地へ迫撃砲隊を進出させました。
シーホースは福岡歩兵第124連隊が布陣し多くの戦没者を出した地であります。

④ヒル27、ギフ高地が遠望出来ます。

ギフ高地は愛知・岐阜編成歩兵第228連隊第二大隊・稲垣大隊玉砕の地。
転進命令が届かず脱出の期を逃し、砲煙の収まった見晴台を望見しながらも尚戦い続けたのでありました。


⑤イヌ・サル高地

日本軍が名付けた丘の名前であります。
イヌ高地には米軍の大砲が陣取り見晴台一帯を激しく砲撃したのであります。


2014年にお邪魔した見晴台南方丘陵地帯

詳しくは 2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次 の見晴台をご参照戴けましたら幸いです。
現在地よりほぼ見渡す事が出来たのでありました。

此の広範囲を一個中隊約150名、米軍侵攻時には傷病兵多数戦いに耐え得る兵士は50~60名ではないかと推察します。
消耗し切った深田中隊に空爆・砲撃に援護されながら無傷の精鋭歩兵一個大隊凡そ一千名での侵攻・・・米軍の記録では激戦という事になり映画まで製作されたのであります。

此の地で散華された御英霊の御冥福を心より祈念申し上げ・・・合掌

つづく


にほんブログ村

アウステン山の戦闘記録
歩兵第228連隊
第三大隊長 → 西山少佐の日誌
第十中隊長→ 若林中尉の日誌
ガダルカナル島御戦没者名簿

**********************************お知らせ********************************
ガ島へ訪島をご計画されている方へ
案内人・戦跡地図・戦史資料・知っていたら徳する情報等々・・・よろず無料ご相談承ります。
お気軽に↓メールください。
tobu23butai@gmail.com
勇一三〇二


**********************************************************************

歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 公式ブログ。
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal