ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地はソロモン諸島ガダルカナル島中部戦跡

ルンガ上流五泊目地点。

前夜のルンガ渡河点野営時ローカルスタッフが夜遅くまで歌を歌って子守唄のように眠りについたのですが・・・

この夜彼らは天幕ではなく脊振で四人一緒だった為か夜通し歌い続け後半は楽しげな歌から、次第にもの悲しい歌となり・・・五度目の夜にして家族が恋しくなって来たような感を受けたのでありました。

雨は夜通し降り続き、一夜明けて衣類を乾かす為に脊振へ移動。



脊振から見た天幕


脊振の焚き火で衣類を乾燥させながら朝食

雨は強弱繰り返しながらも降り続いております。


トンガとラファエルがモカヒル登頂のためルート捜索へと出掛ける前に皆で集合写真

右からジョン・ラファエル・トンガ・サンディ・ギックリ腰防止の為コルセットを装着したおっちゃん。
撮影K隊員
※疲労の溜まる腰、朝の負荷がギックリ発症の危険時間帯なのです。

斥候が戻り次第出発出来るよう雨が小降りとなった隙を見て、天幕撤収。
フライシートを剥がして見ると・・・黒く小さな点が多数

昨晩、蚊類が多く「ワンプッシュ蚊取りスプレー」一晩中プッシュしまくった結果であります。


蚊類だけかと思えばでんでん虫まで・・・

でんでん虫は生きてます。

天幕本体撤収




斥候班が戻るまで再び脊振で焚き火にあたりながら小休止

ガ島奥地で雨がしと降る朝は肌寒いのであります。

待つこと一時間半、トンガとラファエル登頂ルート捜索より帰着

三八式小銃の弾丸を持ち帰る。

やはりモカヒル周辺にはレリックが多く残されているようだ。

聞けば現在地野営地点の西方よりモカヒル頂上へ向かうルートは土砂崩れによりかなり荒れているとの事、ルンガ河を下り第一野戦病院方面からモカヒルへ登るのが良いと言う。

現在地から第一野戦病院までのルンガ河は蛇行し川幅も狭く難路にも思えましたが案内人に異論を挟む論拠もないので本日もルンガ河下り。

装備を整え出発前のひと時、ローカルスタッフも我々も疲労蓄積により動きが緩慢であります。

ラファエルが座っている位置、広葉を敷き詰めている所が天幕設営位置。


小雨パラつく上空は曇天



周囲の密林

ガ島奥地の密林は何処もこのような風景であります。

本日の移動は昨日に続き河くだりがメインとの事なので・・・


雨もパラついておりズブ濡れ覚悟のTシャツ・パン一・ダイバーシューズ。
※此処までの経験で日中のルンガ河には草叢にさえ近づかなければ蚊類の攻撃皆無、ワニについては全くノーガード。

額には昨年愛媛県あいなん町・紫電改展示館にて買い求めた 一撃離脱日本手拭
今あらためて見れば手拭以外は、何とも褒められた姿ではありません。

然れども密林行・河下りの連続は乾燥した衣類がとても大切で濡れても良い衣類を追い求めた結果がこの姿でありました。



肌寒く感じた気温も既に30℃

現地時間11:30

装備を 舟艇 ビニールボートへ積み込み



背負子班の荷物も日々消費される糧秣により大分軽くなって来ました。

愈愈、出発であります。


つづく


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