ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地はソロモン諸島ガダルカナル島中部戦跡


ルンガ河上流 09:31小休止地点


小休止地点を出発、下流へと歩を進めると昨年のサイクロンの際、濁流に洗われた砂州には樹齢一年の若木の林。


林を抜け視界の広がったところより右岸の密林方面

この密林の中を右から左に日本軍が飛行場へと進軍した丸山道が・・・

資料を確認すると

眼前の山の向こうに爪哇で鹵獲したオランダ軍のボフォース砲が・・・
我々は川をくだり楽をさせて貰っているが、当時の日本軍将兵は上空の暴露したルンガの河原を移動出来る訳も無く密林内を艱難辛苦前進されたのであります。

現地ではボフォース砲が山の向こうにあるとも知らず

流れの殆ど無い水溜りをザブザブと進み


暫く視界から消えていたルンガ本流が正面に見え始め


ルンガ下流を見れば左へと屈曲しておりました。


屈曲点手前で右岸より左岸へ渡河


自分の番となり振り返って一枚

「玉石を蹴ってはならぬ」と心配顔のK隊員

流れの中ほどより足を止め下流を望見


左岸ちかくなった所に筏のような物が・・・


左岸に上陸するとまた筏、その先には道が続いておりました。

この道の先山岳地帯で樹木の伐採が行われ切り出した樹木は此の地よりルンガの流れに乗って下流へと運ばれているようです。

左岸に沿って浅い流れを屈曲点へ


舟艇ビニールボート担当サンディは浅瀬にそってやや深いところを迂回


屈曲点を過ぎ川幅は狭くなり


此処が川幅が一番狭くなっていた地点


舟艇 ビニールボート担当サンディ


川幅の狭い辺りを過ぎたところで視界は一気に広がり

対岸の密林の中の何処かに丸山道が・・・

ルンガ下流

時すでに11:02
先の小休止地点より一時間を超えたので此処で小休止と案内人トンガ

サンディも舟艇をビニールボートを岸に寄せ


K隊員「なんか地味に暑くなって来たね」
五十路のおっちゃん「ああ 31~2℃くらいじゃないか」
と温度計をチェックすると・・・ピンボケすみません

曇天ながら35℃・・・

嗚呼・・・これはイカン
渡河の度に下半身は冷やされ、体感温度は31~2℃だったのですが温度計に現実を知らされ、
堪らず行き倒れる体力温存に努めようとするおっちゃん



移動した一帯を、歩29尖兵中隊長であられた勝股氏の資料に重ねると

赤四角が移動してきた範囲であります。

グーグルアースで確認するとこうなります。


とすると・・・撮り散らかした写真の中で此の一枚が勝股氏の資料と繋がっているようであります。


ん??? てことは

こうなって


こうなるのか!!



嗚呼・・・
こんなに近くまで行っていながら・・・

と今頃悔やんでも仕方の無い事、時間をかけ確認作業の末やっと判明したのであります。
スッキリと残念が入り混ざった微妙な心境であります。

つづく


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