ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地はソロモン諸島

先の大東亜戦争、太平洋に於ける攻勢終末点を大きく超え輸送困難となった最前線であります。

ガダルカナル島


中部戦跡


ルンガ河上流08:08ルンガ支流の沢であります。


暫くレリック(戦争遺物)の発見も無くルンガの川くだりとなります。
然しながらルンガ河の右岸は二師団、東海林支隊(大本営派遣参謀辻中佐の意に添わず川口少将罷免の後、歩230東海林連隊長が川口支隊を引継ぎ東海林支隊となった)が撤退時に踏破された丸山道。
そしてローカルの話によると左岸にもレリック・御遺骨があるとの事。
右岸・左岸へもお邪魔したかったのですが道らしき道が無いらしく最短距離のルンガ河を下り次の目的地モカヒル頂部を目指したのでありました。


道中、GPS座標測位数値を高画質カメラに収めていたのですがタボーより高画質カメラが機能せず、唯一機能している安物防水カメラではGPSの数値はボケて写らないので画像のタグに入力しながら移動していたのですが・・・渡河点出発後は入水の時間が多くGPS測位を手抜きするに至ったのでありました。
そんな訳で資料化整理の為となりますが、撮影した写真をグーグルアースと地形比較しながら位置の特定作業を続けます。

08:08ルンガ左岸支流の沢


振り返って本流をはさんで右岸、右が上流


さらに前進

↑左の川は左岸支流の沢より流れ込む小川で右に見えるのが本流。
写真を見て気付きましたがk隊員の背中に背嚢がありません。
ボートの安定性を確認しK隊員と自分の背嚢をボートに積み込んだのはこの辺りだったのか・・・
歩き始めて直ぐだったことに吃驚であります。

08:11再びルンガ河へと歩進め


二師団歩29尖兵中隊長・勝股治郎氏の資料によれば

現在地右岸の山の中腹にジャワで鹵獲したオランダ軍のボフォース砲が一門ある筈(博物館に持ち去られていなければ)

腰まであるルンガの流れを越えて

右前方に土砂が流れ込んだ形跡が・・・

おお!! 此処がひょっとして
ルンガの流れに逆らいながら歩を止め足を踏ん張り渾身の一枚

この時はこの沢が歩29の集合した清水谷かと想像し此処は押さえねばと撮影したのですがまだ先だと言う事が今判りました(ノ_-。)

五分ほど進んだところで小屋を発見

聞けば樹木の伐採作業をしているマライタ人の宿舎小屋との事。
お子さんも見えたので家族同行で作業されているようです。

視線をやや左に移すと我々がザブザブと歩いて来たルンガ上流。


進行方向ルンガ下流


出発一時間弱にして既に足の裏が悲鳴を上げ始め思わず写した一枚。

この玉石の河原を歩くには靴底の厚い登山靴のような履物でなければ足の裏が持ちません。
このダイバーシューズ安物のせいか靴底はスリッパ位、丸い玉石ならまだしも時に尖った石もあり全体重をかけて踏み込むと・・・泪ものであります。
丸山道に入って五日目、足腰の疲労も溜まって来ているのですがこの時は足の裏が一番の苦痛でありました。

此処で背嚢を降ろし一度目の小休止。

ビニールボートと共にルンガの水流に乗って移動していたサンディも川岸に接近。
てっきりボートは岸に上げると思いきや・・・

何処で見つけてきたのか此の細い蔓。

こちらは心配される側であまり心配する必要は無いと再確認。

暫し休憩

その隙にジョンが深さとルートを確認する為、先行している後姿が見えます。

位置関係を確認

成程、伐採宿舎小屋に向かってロギングロードが繋がっております。
野営地点から現在地まで2km弱、所要時間は一時間、時速2kmのペースでありました。

現地1000m進むのに1記事。
始めてみて判ったのですが、写真の位置を特定する作業とてつもなく時間が掛かります(;^_^A
暫くご辛抱の程、お願い申し上げます。

つづく


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