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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
現在地はソロモン諸島ガダルカナル島丸山道タンブハ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150512/16/guadalcanal/d0/9f/g/o0605079013304909871.gif?caw=800)
タンブハ=日本軍呼称・マタニカウ川合流点
此の地でもう一泊致したきところなれど前途の難路アスタエ山が立ちはだかっており予定日数内に文明圏へ帰着するのが安全第一に繋がると考え次の野営目的地タンブレロ=日本軍呼称ルンガ渡河点(第二・四野戦病院跡地)へと向かったのでありました。
勝股氏の資料に我々の野営地と目的地を書き入れてみました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/08/guadalcanal/ee/d9/g/o0605060113309292010.gif?caw=800)
本日の移動距離はタボー~タンブハ間の距離の約二倍。
グーグルアースを信じれば直線距離は二粁にも満たない距離ながら多くの傷病兵が行く手を阻まれたアスタエ山が待ち構えているのであります。
野営地を後にマタニカウ川を渡河
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/70/e4/j/o0605045413309305875.jpg?caw=800)
上流を見れば左右より合流するマタニカウ川
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/d1/c3/j/o0605045413309305873.jpg?caw=800)
向かって右がマタニカウ川本流
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/e7/9d/j/o0605045413309305874.jpg?caw=800)
左がコンナブレ川
此の地がマタニカウ川合流点であります。
写真に靄のように写ってしまっているのは朝霧ではなく安物の防水カメラを胸ポケットに収めて居た為、レンズが体温により曇ってしまったのが原因。
此の地まで来てナンバーテンバッテリーの実力発揮により高画質カメラが稼動してくれない結果・・・それより防水カメラのレンズが曇ったら防水と呼べるのだろうか・・・
カメラをポケットへ収納するのを諦めストラップを持ちクルクル廻しながら乾燥に努めた後に写したコンナブレ川。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/d1/db/j/o0605045413309315310.jpg?caw=800)
思いのほか歩き易そうではないかと喜んだのもつかの間。
再び玉石だらけの河原となり
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/2e/4d/j/o0605045413309315311.jpg?caw=800)
出発の地凡そ一時間、此の地で一度目の小休止。
ああ・・・足が痛い・・・
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/2f/07/j/o0605045413309319318.jpg?caw=800)
手前、地面に差し込んである棒はトンガに頼んで作ってもらったスティック。
ギックリ腰予防の為コルセットを巻いている事を白状します。
今年のK隊員、隊長のヘタレ姿を見逃さじ!!とばかり
小休止15分、再び上流へ
コンナブレ川は時に川幅狭くなり
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/24/d5/j/o0605045413309327119.jpg?caw=800)
巨岩の滞積した天然砂防を攀じ登ると
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/8e/d1/j/o0605045413309334477.jpg?caw=800)
平場砂州となり
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/2c/a0/j/o0605045413309327118.jpg?caw=800)
再び岩場
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/14/ff/j/o0605045413309327120.jpg?caw=800)
この左右の密林内にも御英霊のレリック(戦争遺物)・御遺骨があっても不思議ではないのであります。
この行程を二師団歩29連隊11中隊尖兵中隊長として迂回総攻撃に参加され、昭和50年丸山道遺骨収集の為偵察行された勝股治郎氏の「丸山道偵察之記」の記述より引用すると
大小の岩石群生数十米毎右に左に川を渡渉、最上の足場を選んで歩行するも河底の石塊陸岸の岩石悉く青苔に蔽はれ、滑りて一秒も油断を許さず慎重に慎重を重ね一歩々々見究め踏しめて進む。
時間のかかる事おびただし。
河底は砂状で石塊らしい石塊は合流点付近に多少ありしのみと記憶していたが、今かくの如く、何処まで遡っても奇岩嶔巌の連続全く唖然とする許り、小生の記憶違ひか、三十三年の地勢の変貌か、各れか知らず現況斯くの如し。
文中太字「青苔に蔽はれ」とあるも昨年のサイクロンにより青苔は流されてしまったらしく「奇岩嶔巌の連続」は今も尚健在でありました。
前途には倒木
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150517/09/guadalcanal/57/bd/j/o0605045413309337452.jpg?caw=800)
此の倒木を超えた辺りで先頭を行くトンガが上流に向かって左折密林内へ・・・
愈々アスタエ山アタックかと心引き締まるも身体は軋み前進を拒むのでありました。
つづく
![](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fhistory.blogmura.com%2Fhis_taisen%2Fimg%2Fhis_taisen88_31.gif)
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お立ち寄り戴けましたら幸いです。
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