ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地はソロモン諸島ガダルカナル島丸山道タンブハ


丸山道三度目の朝は霧雨。

見上げた密林は幻想的でありました。

気温は肌寒いくらいで日中の猛暑はありません。
一晩中シト降る雨に濡れた天幕。


隊長はオールドマンなので目覚めが早く薄暗いうちから起き出し一晩中火を絶やさない背振りの焚き火を借りて湿気た衣類かざし乾燥に努めたのでありました。

結果、衣類は煙臭が染みつき文明圏(ホニアラ市内)で着るには憚られる程なれど此処は丸山道、匂いより乾燥した衣類が必須。

その焚き火で乾燥させた衣類も今朝は霧雨で直ぐに湿気た状態となり不快極まりなし。


まずは腹ごしらえと言っても食欲全く無し

昨日マタニカウ川より濾過し汲んできた水で無糖インスタントカフェオレとライトミール。
心して身体維持の為口にしたのでありました。

食無く病魔に蝕まれ此の地「丸山道」で果てられた御英霊を想えば申し訳なき事この上なし。

前日発見されたレリック(戦争遺物)

薬莢にガスマスクは定番でありますが軍歌の革の部分が此の湿気にも関らず残っている事に驚きであります。

朝食を押し込み人心地ついたところで天幕撤収の後霧雨の中、総員でDigDig(穴掘り)を開始したのでありました。

周囲を見渡せば

昨日来たバラヒル方面


本日向かうタンブレロ方面


そして野営地南方マタニカウ川、連日の雨で茶色く濁っております。


果たして何が発見されるのか・・・
野営地周辺、5米×8米の狭い範囲での捜索でありました。

つづく


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