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ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地はソロモン諸島


ガダルカナル島

中部戦跡

第二師団がルンガ飛行場奪回総攻撃の為に踏破した丸山道

タボーであります。

タボー探索結果


二晩過ごしたタボーを後に次に目指したのは現地名タンブハ、日本軍呼称マタニカウ川合流点でありました。

タボーからタンブハ、タンブレロ周辺

帰国後位置関係が明確となり距離を入れてみたのですが・・・
タボーからタンブハまでの直線距離が意外と近く驚きました。

タボー出発前タンブハ迄どれくらい時間が掛かるのかと案内人のトンガに聞くと涼しい顔でワンナワーハーフと答えたのでありました。

然し初日に一時間半が五時間半となった実績もあり「信用出来ぬ!!」気を引き締めたのであります。
加えて初日の強行軍で半壊した身体、特に脹脛と大腿部はヨレヨレの状態から回復は望ぬ状態。

あらためて万を超える将兵が完全装備、三十五キロの背嚢に小銃・弾薬まで含めれば大凡四十五キロを身に着けこの行程を踏破されたのか・・・
砲兵・重機関銃隊は小銃・弾薬の代わりに部隊装備の大砲・重機の分解搬送・・・
唯々頭が下がるのであります。

タボーの天幕設営地脇の水無沢を・・・上流へと歩を進め

※昨晩の降雨により水無沢にも幾らかの水流あり
此の地が二師団歩29第11中隊長であられた勝股氏の丸山道資料にある

「塹壕を極めて大きくしたような水の無い河谷」
ではないかと思われました。

そして愈々タンブハ手前に立ちはだかるバラヒル山頂へと

ひたすら

山頂を目指し一直線に

登るべし!


登るべし!!


登るべし!!!


現地時間 09:00頃 タボー発
バラヒル山頂着 10:09
座標 09-29-234S 159-55-267E
大凡一時間、登りばかりの行程でありました。

漸く辿り着いたバラヒル山頂の大木の下

行倒れる 必死に体力の回復を図る隊長

七十数年前
この樹のこの場所で小休止された将兵も居られた事だろう・・・

などと妄想を膨らませながら見上げた上空


嗚呼・・・
南緯九度の太陽が・・・

然しながらヘタレているのは隊長のみ
我挺身隊の精鋭は・・・まだまだ余裕であります。

K隊員とサンディ、バラヒル山頂。
案内人のトンガは道の探索の為背嚢を置き単身バラヒル山頂よりタンブハ方面へと挺身したのでありました。

つづく


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