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ガダルカナル戦書籍一覧


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2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

現在地、ソロモン諸島ガダルカナル丸山道タボー


現在、黄色い円の付近を捜索中であります。


御遺骨を発見しご焼香させて戴いた後もご遺骨は発見され・・・
大腿骨の数から御二柱と推定されました。

御遺骨収集に協力して戴いた、右からジョン氏トンガ氏サンディ氏。

帰国後、厚生労働省さまへ報告の為に座標チェック。

何も無いとは思いますが座標数値に画像加工させて戴きました。

「ご遺骨を発見した場合は位置・其の村落の責任者を確認の上報告するのが上策」
という大使館の方のご指導(2012年)により草葉で埋葬・・・
ご帰国は今暫くお待ちくださいとお詫び申し上げるのは断腸の思いでありました。

本当に日本軍将兵の御遺骨がどうかの判断は政府派遣の担当官の状況判定が必要なのだそうです。
何年か前にフィリピンでボーンビジネスなる問題があったので仕方の無い事かも知れませんが残念でありました。

この一帯には未だ御英霊が眠られている事が確認出来ましたので次の位置へと移動し探索継続。


露営地脇に流れる此の小川の下流は二十米も降るとタンボーホールと呼ばれる鍾乳洞に吸い込まれ流れは無くなってしまうのです。

その洞窟の上は岩場となってそびえ立っておりました。

ジョンにそびえ立つ岩場の中腹へと案内され


中を覗き込むと下のタンボーホールにまで続く岩穴が・・・

此の地でもご遺骨の一部を発見、岩が上から崩れ落ちご遺骨の殆どは岩の中との事。
無慈悲な崩落に言葉も無く唯々頭を垂れご冥福を祈念・・合掌

グーグルアースで上空より見たタボー

この密林の中には・・・

今迄発見されたレリック(戦争遺物)とご遺骨の露営地の位置

やはり現地に踏み入らねば真実は見えて来ません。

明朝にはマタニカウ川合流点へと出立せねばならず残された時間も限られて来たので赤丸付近へ

新しい捜索地帯も薮、叢に落ち葉が折り重なり、レリック(戦争遺物)の発見は至難の業。
こんな状況の中、ローカルスタッフの献身的捜索は継続されたのであります。

参考までに、K隊員と自分も折畳スコップを一丁づつ装備し鋭意捜索するもレリック(戦争遺物)は全く発見出来ず、彼等ローカルスタッフの感と言うか嗅覚は驚くばかりでありました。

つづく


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