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ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地、ソロモン諸島ガダルカナル丸山道タボー


黄色い円の付近を捜索中であります。


次に発見された缶状の物と透明の板

これも防毒面か・・・

信管???と軍刀または銃剣の鞘のような・・・


左は缶底、右は小銃のカバーか・・・


捜索中も昨日の疲労により頻繁に休憩

此の熱帯で事も有ろうかTシャツは間違えて持参したヒートテック
ブロ友さまより「ヘバッた時は岩塩」と御教示頂き持参したミネラルたっぷりの岩塩を舐めつつ・・・

捜索継続。

各所分散捜索中のローカルスタッフから声が掛かる。

思い足腰を引きづりながら声のするほうへ・・・

長い鋏の片割れは手術に使う鉗子にも見える。

予想以上にレリック(戦争遺物)次から次へと発見され、此の地タボーに多くの将兵が野営していた事は疑う余地もありませんでした。


時は瞬く間に過ぎ昼食時、捜索を中断してラーメンでも作ろうと思った時、ふとガ島戦丸山道に於いて「ガ島水菜」を食したという記述が多くある事を思い出し、案内人ラファエルに
「食べても良い野草は此の辺りにあるか?」
と問うと

「あの野草は食べることができる」と採ってくれた。

此れが「ガ島水菜」かと先端の柔らかそうな部位を生のまま口に入れると無味無臭、癖の無い野草で山菜のこごみの葉が開いたような形状でありました。

早速飯盒に放り込み「ガ島水菜ラーメン」であります。

ラーメンはさて置き此の野草が日本軍将兵の飢餓を微力ながら支えた「ガ島水菜」かと思うと感無量でありました。

昼食を終えて行き倒れ 懸命に体力の回復を図るオールドマン

然し、昨夕の強行軍で完全に消耗し切ってしまった下半身の回復は不可能でありました。

見上げれば

嗚呼・・・暑いと思ったら太陽が出ていたのか・・・

未だガ島の暑さに身体が順応していないのでありました。


つづく


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