ガダルカナル戦書籍一覧


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現在地、ソロモン諸島ガダルカナル丸山道タボー



現地時間 10:00 小川を渡河して


捜索開始であります。

密林内は落ち葉が腐葉土となり、その上二落ち葉が重なり戦争遺物を探し出すにはかなり掘り起こさなければなりません。

スタッフ総出でディグディグ(英語のDig=掘る)であります。


現地時間 10:13
最初に発見したガスマスクの濾過装置部分?と機関銃の弾丸を連装する器具…何と言うのでしょう。


ディグディグは続けられ・・・


この古樹の襞の間から幾つかの戦争遺物が・・・

この古樹を背に休まれていたように思えてなりません。

拡大すると・・・


接近して

右手前はガスマスクの濾過器、その上のU字の物体は磁石。
中央には鎹、左にはワインの栓抜きのような物・・・
上の大きいほうの四角い箱は士官用飯盒・・・
飯盒の下の小さな箱は・・・何か判りませんが薬でも入れていたのでしょうか。
鎹が多くある事から工兵将校の遺物だと思われました。

さらには緑色の壜が・・・

拾い上げようとするとサンディーが現代のビール瓶だと言う。

成程此れかと合点。

隣にはSBの缶ビールの空き缶もある。

何故このような所にビールの瓶や缶があるのかと問うと
バツが悪そうにサンディーが以前、豪州人を案内して来た時に飲み捨てた物だと言う。
豪州人や米国人、新日蘭人などが稀に此の地まで訪れ写真を撮り、程度の良い戦争遺物を持ち帰るのだそうだ。
日本人としてはあまり良い気分になる話では無い。

続けて鉄帽が発見された。


短時間であまりに多く発見されるので驚くばかり
勝股氏の資料

此の地では十六柱のご遺骨を収集されたと記録されている。
戦争遺物は発見されるが、御遺骨は遺物とともには発見されないので、既に捜索済地帯なのだと思われました。

然しながら限られた人員と限られた日数、そして此の地は一度だけの御遺骨収集・・・
まだ発見されていない御遺骨がある可能性は否定出来ません。

何とも言えぬ緊張感に包まれながらのの捜索であります。

つづく


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