ガダルカナル戦書籍一覧


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↓ガ島見晴台配置図
ガダルカナル Guadalcanal


同日の 西山日誌
前日の 亀岡日誌
前日の 若林日誌


第三八師団歩兵第二二八連隊 第十中隊長
見晴台 若林東一中尉の日誌

昭和十七年十二月三十日 水 ガ島上陸56日目
昨夜の砲撃特に猛烈なりしも損害少なし。
今朝、旧中隊位置より大井、大澤上等兵、病をおして山に来る。
彼等は到底重患者にして立てざる者、真に気力のみにて立つ。
気力の幽霊なり。
涙なきを得ず。
橘秋久は、マラリアにて幽霊の如き顔をし乍ら「山に頑張る」といふ。
小隊長や戦友は彼に退れといふも、彼は退らすといふ。
今朝は喧嘩の如き騒ぎなり。
任務の為に死ぬまで頑張るの中隊の意気、人におくれをとらざるの意気あらはれて嬉し。

"ガ島作戦の教訓"
一、編成装備
迫撃砲を多数装用を要す。
本島に於いてはジャングルが多く、野砲等の使用は極限せられ、且険峻なる地形、搬送容易にして上空に対しても秘匿容易なり。
歩兵連隊に於いては四一山砲よりも、むしろ迫撃砲中隊を編成するを得策とせん。
二、ジャングル戦に於いては自動小銃を以ってする場合は勿論、小銃、軽機関銃に於いても腰だめ射撃有利なり。



先日「八重の桜」を拝見、薩摩の装備に圧倒される会津藩がガ島の日本軍と重なった。
第一線で対峙する戦闘単位指揮官として装備の必要性を教訓として日誌に書き残した若林中尉。
一木支隊、川口支隊の教訓が全く生かされずガ島に投入されたことが窺える。
まさに「学ばざる軍隊」
第一線で闘う将兵の心中を想うと溜息がでる。

↓ガ島中央戦跡要図
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉  長谷川榮作さまのホームページ
ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。



新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト

ガダルカナル戦関連書籍 Guadalcanal
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。



平成24年8月18日(土)より9月1日(土) 日本青年遺骨収集団さま主催による ガダルカナル島「丸山道」自主派遣隊 の皆様がガ島御遺骨収集をされ7柱の御遺骨をお迎えされたそうです。
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○原発関連情報○

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文科省発表 → 全国放射能濃度一覧

武田邦彦教授の → ブログ





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