ただの日記 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~
胡蝶蘭

ちょっと前にバースデーに職員からプレゼントされたもの。
気恥ずかしいのでアップをためらっていたが、今も美しいのでアップしておく。

職員も長年一緒にやってくると戦友になってくる。
1つずつ積み上げてきたものがあって、気がつくと自分たちでも驚くほど大きなものになっている。
患者は医療機関を育てる、という言い方はしっくりこないが、仕事は人を育てる。
もちろん自分も含めて。

本の執筆のため目を駆使し、目が疲れているが相変わらず飛び回っている日々である。
おかげでキーボードを叩く速度だけは速くなった。
目が疲れることさえ無ければ、いつまでも打ち続けられる。

執筆のせいで生まれて初めて目薬を買った。
購入費用598円は、経費になるのだろうか。

「自分でも驚くほど大きなもの」などと偉そうに書いたけれど、
診療所も高齢者の街に密着した診療に特化した結果、限られた種類の薬剤を大量に使うことになり、
偉そうに使い分けを講演するまでになった。

喜んでいいのかどうか分からないのだが、昨日も午前の診療終了後午後3時頃の新幹線に乗り、
博多まで行って講演をしてきた。
いつもお世話になっている市の元医師会町までお越し頂き、恐縮してしまった。

わたしが話す前に、レクチャーをされた先生と講演前に談笑していたのだが、
あとになって座長の紹介を聞いて、福岡大学の先代教授だと知った。

雑談の中でわたしより大分先輩だとは思っていたものの、そんな大先生とは知らず、
大阪弁で「そらあきませんわ」などとため口をきいていたのだが、あとの祭り。

しかし怖じることなく1時間講演して、懇親会に5分だけ出てビールを1杯だけ飲んで
会場のホテルを後にし、地下鉄に飛び乗って最終の新幹線に乗り継ぎ、
日付が変わってから自宅に戻った。

往復6時間かかるが、鉄道に乗るのは大好きなので苦にならない。
福岡の滞在時間3時間余だったが、実に楽しい午後であった。

話すのは慣れているし、資料用のスライドはストックが200枚以上ある。
基本的に台本は無いので、まったく同じ講演は二度としない、じゃなくてできない。

生意気だが講演の準備は行きの新幹線内だけ。だからコンセントのあるN700系を選んで乗る。
しかもほとんど博多到着前30分で済ませてしまう。
何でもギリギリにならないとできない性格が災いしている。
MacとKeynoteがなければこんな芸当はできない。

それでまた明日は、S先生のご招待で福山に講演に行く予定である。
講演料が目的なはずもなく、こうなるともうほとんど趣味だ。
診療より遠方の講演の方が疲れなくて身体が楽だから、大分重症かも知れない。