若開け・・ペルノのピュリニー村名 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

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テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ポール・ペルノ ピュリニー・モンラッシェ 2009
購入日    2012年10月
開栓日    2013年6月14日
購入先    割田屋
インポーター AMZ
購入価格   4980円

今日は雨で患者さんも少なかったが、いろいろあった1日であった。
治験の監査官が東京からやって来られて、難なく応対して問題点無く終了したが、
これは優秀なモニターとコーディネーターのおかげである。

また、5年も働いてもらった常勤スタッフが身内の手伝いのため退職することになり、
その対応にも追われた。
レセコン入れ替えや電子カルテの乗り換えといった、IT化の激変期に勤務してもらったが、
何1つ苦情も言わず対応してくれた優秀なスタッフであった。

良くできる女性であったため非常に残念だが、これまた仕方がない。
新しく募集するスタッフに、良い人が来てくれればよいのだが。

さて、まるでウメムラさんが独占販売している感があるポール・ペルノだが、
この1本は別のところからの購入である。

ラブワインさんにそそのかされて、この造り手の同じ年のグラン・クルも購入してみたが、
それに先だってまず村名を開けてみることにした。

昨年末に、ルフレーヴによる同じピュリニー・モンラッシェ村名の2009を開けてみたので、
どんな違いがあるのか、という点も興味深かった。

毎度の感想だが、これまた半年以上前のルフレーヴに感じた早開け感を上回る、
若すぎる早開けの1本である。
確かに白い花の香りもするが、果実はまだ溶け込んでおらず、そっけなくて浅い酸味が印象に残る。
村名でこれなら、グラン・クルなどまだまだ開ける気がしない。

しかし、同じ村名でも価格はルフレーヴの2/3で、非常に安い。
その上、この造り手のグラン・クルは、ルフレーヴの半額に近い15,000円しかしない。

それを思うとずいぶんお買い得な気がするが、今開けるなら素人の飲み手は
ルフレーヴのマコン・ヴェルゼの方が美味しいと言うだろう。
わたしだってきっとそう思う。

シャルドネの名品は、ピノ・ノワールより繊細でかつ出会うのが難しい。
10年前からこの手のワインを揃えておけば、もっと楽しい人生だったと思うが、
あとの祭りである。

ワインと生きる生活、というのは諦めて捨てざるをえないものが多い、と
年を取るたびに実感する日々である。