安定感・・プスドール | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ラ・プス・ドール ヴォルネイ 1級畑 クロ・ド・ラ・ブース・ドール  2002
購入日    2005年1月
開栓日    2013年5月25日
購入先    ヴェリタス
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   6280円



2005年に2本購入し多ワインだが、2008年のイブに1本開けて、これが残る1本である。
不思議なことに前回のボトルのインポーターはヴェリタスになっているが、今回のはラックである。
前回の記録が間違っていたのかも知れないが、今では資料がないので確認しようがない。

あれから4年半も経過しているというのに、まったく枯れなど感じさせない。
あれからずっと飲み頃が続いているのだろう。
そして今後もまだまだ若さは続くと思う。
リッパとしか言いようがない。

ニュイのワインと比べて、重心が低くて黒系果実を感じるのは相変わらずで、
酸は過不足はないもののちょっと丸めで、あとくちの長さもしっかりある。

これの前に開けたルソーのクロ・サン・ジャックの方が、よほど安定感がなくて、
価格に見合わなくて、神経質である。
だからカリスマ性を持ち得るのだろうか。

安定感があると、すぐに本性が分かって、知ってしまうと
「ま、いいや」と思ってあまりリピートしなくなる、というのもあるだろう。

このブース・ドール、酸性人にはちょっと不満が残るが、ものすごく美味しいワインで、
ビックリするほど安い。
今ではこんな価格では買えないだろうが、それでもニュイのワインよりお買い得だろう。

しかしカリスマ性が感じられないのは何故だろう。
格下であるフーリエのACブルゴーニュにはそれがあったのだが、
これを明確に説明するのはとても難しく、わたしにはとてもできない。