しゃきっとして普通・・ロブレ-モノ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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パスカル・ロブレ-モノ ブルゴーニュ・ルージュ 2005
購入日    2006年11月
開栓日    2011年1月19日
購入先    湘南ワインセラー
インポーター 飯田
購入価格   1800円

例によって何も考えずに開けた1本。
和食に合わせて軽めのピノ・ノワールはないものかと、ちょっとだけ探したところ、
手近にあったので開栓した。

2本購入していて、1本目はもう3年半も前の2007年6月に開栓していて
それがまるでガメイみたいなワインであって、自分の好みからは完全に外れていたことなど
すっかり忘れていた。

自分の過去記事を探し出すのにグーグルでググる、というのはいかにも間抜けだが、
喜ぶべきか悲しむべきか、これが一番早い。
自分のための備忘録、というブログ本来の目的が果たせているわけである。

2005のACブルを2007に開栓していたとは、わたしとしてはずいぶん早開けしたものだ。
それ以降の3年半はこのワインにとって長い時間だったようで、
今回開けたボトルは、1本目とはうって変わって正統派のピノ・ノワールであって、
ガメイ香などまったく感じない。

本当に中身は同じなんだろうな、という疑問が湧いてくるくらい違う印象であり、
細身で贅肉のないピノ・ノワールで、氏素性の正しさを感じさせる。

しかしまあ所詮は広域ワインで、しゃきっとしてまとわりつかない潔さ以外には
大きな特徴もなく、畑の存在感などは感じさせない。

現時点でこの価格なら、ブルゴーニュワインとしては最も安くてお買い得、
ということにはなるだろう。
今後まだ数年は落ちずに楽しめそうではあるが、こんなワインは買ったらすぐに飲むだろうから、
実際に楽しんで飲んでいる人は案外少ないかも知れない。