「あ、美味し」・・ペノのデジレ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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マルク・ペノ VdTミュスカデ「ラ・デジレ」 2007
購入日    2009年2月
開栓日    2010年4月14日
購入先    金沢マル源酒店
インポーター 野村ユニゾン
購入価格   2100円

昨日朝の便で盛岡に到着し、午後に卒後教育プログラムをこなして一段落した。
札幌の先生に、欧米の医療事情とわが国の事情との違いを解説して頂いたが、
実に見事な講演で、これだけでこの卒後教育プログラムは聴く価値があったと思う。

後半はわたしとまいどの副院長で、大阪の北摂ローカルな病診連携の話をしたが、
まあまあ受けたのではないか、と思う。

その後、まいどの副院長とその部下である若い先生2名たちといっしょに、
盛岡の居酒屋でわあわあ言いながら飲んでホテルに帰って撃沈した。
東北はいまだ天候不良で,昨日は飛行機が飛んだだけ幸いだったようだが、
今日も夜間から雨である。

昨日飛行機で一緒になった大阪市大の名誉教授から、阪大の名誉教授が亡くなられたと聞いた。
つい3週間前の前教授の退任パーティには元気な姿を見せておられ、
ご挨拶したばかりなので驚いたが、先週から急に体調を崩されていたそうである。

後任の教授が19年の在任期間を終えて先月停年されたのだから、
大学を去られてもう20年近くになる。
今の若い医局員からは遠い存在なのかも知れない。
手術の名手であり外見は紳士だが、よく聞くといつも皮肉ばっかり言っている人であった。
遠方での学会最中に亡くなられるとは、これまた皮肉なことである。

本日通夜で、明日が本葬だそうだが、今盛岡にいるのでどちらにも出席できそうにない。
わたしが入局時の教授であるし、本来なら出席すべきなのだが、誠に残念である。


さて、ちょっと前に開けたペノの看板ワインである。
2006は何本か開けたし、この2007も1~2本開けた記憶はあるが、なぜかブログには
書いていないようだ。
食中酒としてのデイリーワインの気分なので、記録する気にならなかったのかも知れない。

だからといって出来の悪いワインなどではなく、飲む度に「あ、美味し」と思うし、
造り手のキャラクターがそのまま出ているのか、とにかく憎めない存在である。
「ああ、美味しい」じゃなくて「あ、美味し」というのがミソ。

あ、時間が無くなった。
今から学会場に行かなくては。