芳香と酸味・・ボア・ルカ | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る

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ボア・ルカ VdT エ・アロー 2007
購入日    2010年1月
開栓日    2010年1月8日
購入先    ブル魂
インポーター コスモ・ジュン
購入価格   2900円

ブル魂さんからたった今届いたワインである。
わたしにしては超珍しく、届いて10分で開栓した。
写真も撮ったばかりなので、まだ湯気が出ている。

前知識無く開栓したので、このワインが何なのか分かっていないで飲んだ。
さらに何も知らない家内の感想
「いい香り・・・酸っぱ~」

わたしの感想もほぼ同じ。
香りからこれはソーヴィニオン・ブランであることはすぐ分かったが、
毎度のボアルカのトゥーレーヌと似ているがかなり違うなあ、と思った。

一層ビオっぽくて、香りは押しつけがましくない。
トゥーレーヌに感じる香水かチューインガムみたいな分かりやすい芳香ではなく、
もっと果実がストレートな香りなので、こちらの方が好感が持てる。

味は糖度が低くて酸味が強いが、個人的にはこの酸っぱさは快感である。
こういうワインこそ、食中酒にもってこいである。

などと思いながら飲んでいて、さてこりゃ何なんだと思い、
ネットでちょっと調べてみたら下里酒店のHPに情報が出てきた。
要するにトゥーレーヌを造っていたが2007は難しい年で糖度が上がらず、
AOC試験を初めて落ちてVdTになったものなのだそうである。

「Et Alors! だから何かしら?」
などと書かれているが、居直った名前なのだそうである。
そういえばそんな話、ooisotaroさんのブログかAlcoholic ArmadilloのHPで
読んだような気もする。

まあ村名から落ちたからか価格もこなれており、とっつきやすくなっている。
まだまだフレッシュで、新年早々に開栓するにも良い。
個人的にはもったいぶらないからかえってこちらの方が気に入ったりしている。