枯れ枯れワイン・・ラファルジュの96 | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ミシェル・ラファルジュ ヴォルネイ ヴァンダンジュ・セレクショネ 1996
購入日    2006年7月
開栓日    2007年3月21日
購入先    ヴェリタス
インポーター ラック・コーポレーション
購入価格   5980円

3分の2までワインが染みたコルク。
自宅に来るまでに相当時間ドライな環境にあったのかも知れない、との懸念通り、
まるで果実味の抜けた枯れ枯れワイン。
楽しむにはあたわず、半分ほど検証して流し行き。

造り手がまっとうである、という前提に立った上で、
フランク国内での移動・シップでの移送の間の状態・日本に着いてからの
インポーター・小売店での保管、それらのどこかに問題があったと考えられる。

バックヴィンテージを買い付けるとしばしばこういう目に遭うが、
この1本は、まるで金をドブに捨てたようなもの。
誰が悪いのかよく分からないが、まあブルゴーニュではよくある話ではある。

現時点では、ワインは農産物であり生ものだから、消費者も不良品が混じっているのを
承知で買い付けろ、ということになっているようだ。
もちろん苦情など言う気にもならないが、こんな不良品が平然と市場に出回っている
(今も店頭にはある)というのが、ワイン業界の特殊性の1つではないか。