大アタリぃ〜・・ローラン・ペリエ・ウルトラ・ブリュット | ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

ワインな日々~ブルゴーニュの魅力~

テロワールにより造り手により 変幻の妙を見せるピノ・ノワールの神秘を探る


ローラン・ペリエ ウルトラ・ブリュット NV
購入日    2004年11月
開栓日    2007年3月3日
購入先    ヴェリタス
インポーター ジェロポーム
購入価格   4980円

これまた購入後2年以上放っておいたシャンパーニュである。
なぜ放っておいたかと言うと、ただ存在を忘れていただけである。だはは・・

昨年の11月末、同じ造り手のブリュット(3680円)をル・ペガーズに持ち込んで
開栓したが、常識的で美味しいシャンパーニュであった。
しかし、今回のウルトラ・ブリュットの方が数段上で、比較にならない美味しさだと、
わたしは思う。
辛口酸味旨味シャンパーニュが、わたしのストライクなのである。

開栓すぐは、タルランのブリュット・ゼロのように、とても酸っぱい。
さもありなん、このウルトラ・ブリュットも、先ず間違いなくノン・ドザージュで、
補糖がされていないものだろう。

開栓後30分、酸味が和らいで旨味が浮かび上がってくる。
これがまた食事にピッタリで、酸っぱいワインがキライな家内までもが、
食中酒として最適だと言う。

久々に、ブルゴーニュ以外で感じる幸せワイン。
旨い旨いと杯を重ね、わたしにしては珍しく、2時間あまりで1本空けてしまった。
デゴルジュマン以後の熟成は??
想像もつかないが、自宅に来てから2年4ヶ月も放置してあったのだから、
当然分かるはずもない。
熟成して美味しくなったのか、元々美味しかったのか、きっと誰にも分かるまい。

現在も多少ネットで同じものは販売されているが、今手に入れて、今回わたしが飲んだ
自己判断上最近では出色ののシャンパーニュと同じ結果が得られるかどうか、
はなはだ心許ない。

このローラン・ペリエという造り手、大手のメゾンだと思うが、それでここまで
繊細でよくできていると、流行のRMがなんぼのもんや、という気になる。
ブルゴーニュでは開栓の度にハラハラさせられるが、せめてシャンパーニュでは
はちゃめちゃなボトル間のばらつきは勘弁してほしい。
なので、品質の安定したある程度の規模の造り手は歓迎である。

ブルゴーニュに1万5千円払っても、クリュッグに同じお金を出す気にまるでならない。
まだまだ5000円でまともなシャンパーニュはある??
少なくとも2年4ヶ月前までは・・あった、ようだ・・・