アリーサ/故郷(АлисА/Родина):マイセレクトロシア・ロック50選 | Эта музыка будет вечной - この歌は永遠に続く

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大好きなロシアのロックを毎日せっせと訳しています。リクエストも受け付けますので歌詞を知りたいロシア語曲がありましたらお気軽に!

休日だからってまさかの一日二回更新。
АлисА(アリーサ:アリスの露語読み)の「Родина(故郷)」行きます!
2003年リリースのアルバム「Сейчас позднее, чем ты думаешь」一曲目。
(「今はお前が考えるより遅い」)
ちなみに曲名の「Родина」の読み方は「ロージナ」です。
故郷と訳すよりも個人的には思い入れある音の響きだ。ロージナ・マヤ―(我が故郷よ)。

実は私、ロシアンロック好きを自称しつつもアリーサ聴いてなかったモグリなんですが、
露版スウィーニー・トッドAct1.にアリーサのボーカルキーンチェフが
判事役司祭役で参加していたため、
紹介用によさげなクリップ探していてこの「故郷」に巡り会いました。
全身総毛立ちましたね……ロックスターが実の娘とデュエットは反則や……。

女の子はヴェーラ・キーンチェヴァ(Вера Кинчева)、キーンチェフの実の娘で当時12歳。
世界一格好いい“お父さんと一緒”ですよ。これは誰も敵うまい。


アリーサ - 故郷
(АлисА - Родина)

言葉を偽るなかれ
真摯に向かい合え
哀れな者の魂を
歌で以て癒せ
心が打ちひしがれる
明け方の月のごとく
教えたまえ
我が故郷よ!

十字架は倒れない
たわもうが持ちこたえる
倒れたとしても
また立ち上がる
そう 己の炎の
熱を信じよ
教えたまえ
我が故郷よ!

(繰り返し:キーンチェフのパート)
 雨を抜けて 暗雲を抜けて
 あなたの光が大地に注ぐ
 混乱する街々を
 くるめく光が許したもう
 アスファルトから命が芽吹く
 数百年の時を経て遺訓が響く
 世界が終わるこの場所で
 光は始まる

真実を敬え
嘘を許すなかれ
遠きを裁かず
近きを助けよ
沈黙と巡り合う
日の終わりに
教えたまえ
我が故郷よ!


Словом не кривить,
Ладить напрямик,
Песнями латать
Души горемык,
Сердце сокрушать,
Как луну заря,
Научи меня,
Родина моя!

Крест не уронить,
Гнуться, но держать,
А коли уронил -
Так суметь поднять,
Да ценить тепло
Твоего огня
Научи меня,
Родина моя!

Через дожди, через вату туч
Льются на землю твои лучи,
Так свистопляс городов
Милует трепет свечи.
Так сквозь асфальт колосится жизнь,
Так сквозь столетья звенит Завет:
Там, где кончается мир,
Начинается Свет.

Правдой дорожить,
Лжи не потакать,
Дальних не судить,
Ближним помогать.
С тишиной сойтись
На исходе дня
Научи меня,
Родина моя!

Через дожди, через вату туч
Льются на землю твои лучи,
Так свистопляс городов
Милует трепет свечи.
Так сквозь асфальт колосится жизнь,
Так сквозь столетья звенит Завет:
Там, где кончается мир,
Начинается...

Через дожди, через вату туч
Льются на землю твои лучи,
Так свистопляс городов
Милует трепет свечи.
Так сквозь асфальт колосится жизнь,
Так сквозь столетья звенит Завет:
Там, где кончается мир,
Начинается Свет.

Родина моя!


これはライブ映像も是非見ていただきたい。
大会場で沸き返る熱狂的なファンにも臆することなく、
自分が生まれるずっと前から活動していた大御所ロックバンドをバックに見事歌いきったよヴェーラちゃん12歳……。
(アリーサは1983年にレニングラードで結成された。ヴェーラちゃん1991年生まれ。
 ただしキーンチェフは1984年からの二代目ボーカル。)



しかし彼女がボーカルとしてパパのバンドに参加したのはこの曲だけらしく、
21歳になった今、音楽活動も特にしていないようです。
それはそれで残念ではありますが、
親の七光りで愛娘を歌手デビューさせなかったあたりキーンチェフさんに好感抱きますね、うん。

ところで客席に燃えさかるたいまつを持って踊り狂うファンがいるんだけどロシアパネェな!
ロックフェスの動画などでもロシア国旗を振りかざすファンがしばしば見られていいなーいいなーって。


そろそろ私は原点に帰ってナウチールス・ポンピリウスの歌詞に挑むべきである。
その昔玉砕しまくったが今ならきっと……や、曲によってはまるで訳せる気がしない……。


ちょっと寄り道してアガタ弟の新バンドの悪趣味なクリップでも紹介しようかなー。
(ネオポストゴシックというくくりらしいのでロック50選には取り上げられない。)


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