一週間ほど前に入った大きな事故の連絡。
広い中央分離帯がある片側2車線道路での事故、直進のお客さまがUターンして来た相手に右からぶつけられました。
修理の査定をしたところ、概算見積りは135万円くらい。
それに対して、相手保険会社が出してきた金額は88万円、50万円近くも差があります。
この88万円とは“全損価格”と言って、今の市場価格を元にした保険会社が支払出来る最高額。
「自分の保険会社に、増額の交渉をさせればいいじゃん」
そう思った人、多いんじゃないでしょうか?
実は過失が無い(0%)の時、自分の契約している保険会社は交渉に出る事が出来ないんです。
契約しているお客さまに5%でも過失があった時、初めてお客さまの代わりに相手と交渉が出来る仕組み。
【何のために金払ってんだよ】と思う人もいるかもしれませんが、これは仕組みなのでしょうがないんです。
シロート対プロ、勝負はやる前から見えています。
88万円現金か、138万円の修理代、レンタカーは3週間でおしまい。
譲ってくれるとすれば、レンタカーの返却を数日伸ばしてもらえる程度でしょうか・・・?
ほとんどのケースは到底納得できない金額提示の内容です。
「相手が全部悪いから安心」は気持ちだけで、0:100って実はとっても大変。
こんな時、グラシアスで保険契約をしているお客さまへは、私が相手保険会社と交渉に入ります。
保険料の安さだけを売りにしているダイレクト損保には出来ない、これこそが代理店が存在する価値があるところだから。
こんなことをする代理店は少ないので、相手保険会社は結構ナメて来るけど、ちゃんとその辺も織り込み済み。
だいたいどこの保険会社も同じなんで、あーやって、こう対応して、もしこじれたら次の手を・・・ステップがあるんです。
今回もいくつかの手を組み合わせながら交渉中。
お客さまの意思を尊重して納得してもらえる解決を目指します。