かつーん
かつーん
かつーん
オレはひたすらに鉱石を掘っている
ここから出る事は叶わず
ひたすら鉱石を掘り続けている
かつーん
なぜこんな事になったんだろう
あ゛あ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛~
なぜこんなことになったんだあ゛あ゛あ゛ぁ゛~
あいつだ・・・あいつのせいだ・・・
全てはアイツが悪いんだ
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俺は日々を何となくすごしている、今で言うフリーターのようなもの
そんな俺の前に、借金取りが現れやがった
なんでも、俺の友人が謝金を未払いで失踪
いつの間にか連帯保証人になっていた俺は、借金を肩代わりする事になってしまった
その友人ってのが、コイツwww
晒したったwww
コイツのおごりで酒を浴びるように呑み
そして何かの書類にサインしたのは、何となく覚えている
それが、まさかこんな事になるなんて・・・
その日暮らしの俺に、そんな大金はなく
困り果てていたら 『借金を帳消しに出来る』 方法があると借金取りは言った
希望を意味する 『エスポワール城』 『イルミナ城』
ここで開催される 『ゲーム』 に参加し、勝利すればいいらしい
甘い話し過ぎた・・・
『勝たなきゃゴミ!』 そう罵られ、否応なくゲームの参加費を高額の利子で貸し付けられた
俺のように、何かの理由で大金が必要な連中が大勢いた
どいつもこいつも目が血走っていやがった
ポイントを奪い合う 『カードゲーム』
ポイントが無くなり、負ければ 『敗者』
『敗者』 は地獄行きらしい・・・
あ゛あ゛あ゛言いながら、必死に勝ち残った
『ゲーム』 は全部で何戦あるのだろう
勝ち残った者は、次のフロアへと登った
見えない床の道 『ブレイブメ・・・ロー・・・』 ゲフンゲフン
何処が通れるのか分からない
先着で勝者が決定される
邪魔者は押せ
落ちれば失格=『死』
みんなで生きて帰るんだ!
人が・・・減った・・・
もう、耐えられない
こんな常軌を逸した 『ゲーム』 は続けられない
この先にある 『良いカード』 というゲームで、勝つかもしれないし負けるかもしれないけれど
そこへ踏み込んじゃったらヤバそうなので、自ら降りる事を選んだ
生きていれば、何とかなる・・・
こうして、莫大に膨れ上がった借金を返済するために
地下にある 『強制労働』 を強いられている
しかし・・・あああ・・・ぁあぁああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛
笑っているアイツが、脳裏に浮かんで離れない!
ゆるさない・・・
ゆ゛る゛さ゛な゛い゛ぞ・・・ごの゛み゛っ゛ども゛ね゛ぇ゛金゛の゛亡゛者゛共゛があ゛あ゛あ゛あ゛!
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~某飛竜の谷~
ひなり
「ついに・・・ついに買ったぞおー!」
イカサマ
「はい?何を買ったんですか?」
ひなり
「い・え!いぇ~い!マイハウスよ家なのよ!」
ひなり
「あたしの家だからね!アンタは入れてあげないからね!」
イカサマ
「あ・・・はい・・・良かったですね・・・」
(何処にそんなお金あったんだろう・・・聞きたいけど、止めておこう)
>゜))彡~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~