こんにちはナカジーです。
月曜日のトワイライトは恒例となった”classic rock"です。
「キッス」「エアロスミス」「フォリナー」「ボストン」「スティックス」そして先週の「チープトリック」ときて本日は「カーズ」です。
”カーズ”といってもディズニーでも「ジョジョの奇妙な冒険」でもなく、70年代後半から80年代半ばにかけて、アメリカでメチャ売れたけど日本では殆ど騒がれなかったバンドの「カーズ」です。
カーズに出会ったのはたしか高校1年の時。
デビューアルバムからシングルリリースされた「Just What I Needed」をラジオで聴いたことが始まりで、その音楽性は正統なロックン・ロールでもなく、かといってこの少し前からヨーロッパで台頭し始めたパンク・ロックやテクノ・ポップとも違うニューウエーブで、斬新的なものでした。
ギターのリフを前面に出し、シンセサイザーで色付けをし、そこにユニークなボーカルでサウンドを作ってゆく。
まぁ一言でいうと普通のプロセスを経ているのにもかかわらず、楽曲は個性的に仕上がっているんですよね~。
ボクは特にセカンドアルバムが好きで”Lets Go”は当時繰り返し聴いていました。
デビューアルバムとセカンドアルバムのたった2作の大ヒットで世界的なバンドののし上がったカーズはその後も次々とヒットアルバムをかっ飛ばし、特に5作目のアルバム「ハート・ビート・シティ」からリリースされた”You Might Think”は当時の音楽シーンを変えたといっても過言ではない【MTV】の第一回アワードで並みいる強豪を抑えて年間グランプリに輝きました。
そのときの並みいる強豪というのが、マイケル・ジャクソンの「スリラー」やシンディローパー、マドンナなどというからまさに”偉業”ですよね。
ちなみに同曲を上回るカーズ最大のヒット曲「Drive(ドライブ)」もこの「ハート・ビート・シティ」に収録されています。
その後80年代後半にブームの陰りで、バンドは自然消滅みたいになってしまうのですが、まだこれからという時にリードボーカルを交互に担当していたふたりが亡くなってしまいます。
”Drive"や”Lets Go”を歌っていたベンジャミン・オール、そしてソングコンポーザーのリック・オケイセックです。
残念ながら彼らの新曲はもう聴くことはできませんが、間違いなく新しいサウンドで一時代を築き上げた個性的なバンドでした。