前回の記事で一応の完成形をUPしました。
そこで今回は、組み込み過程で感じた事を書こうと思います。
先ずはストレージ関連から。
900DにはM/B搭載エリアの上部に一つ、下部のスイングアウト ドア内に二つのケージがあります。
下部の二つの内、ケース前面側はホットスワップ対応です。
ストレージの固定に関しては、3.5inchの物は何の問題も無く固定出来ますが、2.5inchのデバイスは独特です。
赤丸部分に3.5inch用の爪が嵌め込まれています。
外側からこれを押し込んで抜かなければ。2.5inchのストレージは固定出来ません(爪が邪魔をしてストレージ底面の穴と合わない)
外すのは一ヶ所だけでOKです。
今回はホットスワップは使わずに、二つ目のケージを使用しました。
次に、メインエリア内のエアフローを考慮して、上部のケージは取り外しました。
右側のサイドパネルを外せば、ネジ四個で固定されてるので、簡単に脱着出来ます。
下部の二つは多少のコツが必要でした。
画像の赤丸部分、三ケ所で固定されてます。
下側の一つは問題無いんですが、上二つには注意が必要です。
ケースとケージの間に、プラスチックのカラーが挟み込まれており、知らずにネジを抜くと、カラーがコロコロ転がってく事になります。
初回は全く考えないでネジを抜いてしまったので、カラーを探すのに苦労しました(何しろ内部が広いので)
スイングアウト ドア内にラジエターを載せる場合、ケージとは排他利用ですから、この辺りは注意が必要かと。
ドアパネル自体は、内側からネジ止めされてます。
このネジはとても小さいので、失くさない様に注意が必要です。
(実は一つ行方不明になり焦りました)
パネルを外して、ラジエター搭載に備えると、こんな感じです。
今回、最も苦労したのが天板の取り外しでした。
本格水冷であれ、簡易水冷であれ、ケース上部にラジエターを載せる場合は、天板を外す事は必須です。
天板は片側五ヶ所、計十ヶ所の爪で固定されてます。
これが外し難くて大変苦労しました。
ここだけは改善の必要があると感じます。
H110に14cmファンをサンドしても、M/Bとのクリアランスには全く問題が無いのは素晴らしいですね。
全てのM/Bで試す事は出来ませんが、ほとんどのM/Bで干渉問題は無いのでは?と思います。
フロントの12cmファン三つに関しては、簡単に外せるカバーを取れば手軽にアクセス出来ます。
お気に入りのファンと交換したり、ラジエターを載せたりと、自分好みに仕上げていく楽しさのあるケースですね。
以上、気になった点をメインに書きましたが、それらは他メーカーでも様々な形で「ここがこうだったらなぁ…」と感じる点はあるかと。
全体的な造りの良さや剛性感は、さすがCorsairだなぁ!と感じます。
大事に末永く付き合って行こうと思います。