先日テレビで、耳にコンプレックスを持った女性の話がありました。


幼少期、子どものいじめで

たいして大きくもない耳をからかわれたせいで

すっかり自分の耳が嫌いになった女性は

病的に耳を隠すようになります。

大人になっても、自分の耳を受け入れられず

精神科に行ったところ

自分の耳を体の一部として認識できていないから

好きになる為に形成手術をしてみてはどうか

と言われ、手術に踏み切ります。


しかし、ヤブ医者にあたってしまい

片耳が壊死。

ポロリと取れてしまったのです。


実際、元の少し大きめの耳と比べると

明らかに醜くなるのですが

彼女はそれがきっかけで、自分の耳を受け入れるコトができた・・・

って話です。


失ってはじめて、自分の耳の大切さに気がつき

以後は、形の悪い耳も愛して

アップスタイルの髪形で、外を歩いていました。


人の気持ちはわからないものですよね。

とっても明るくなっていました。


さらに、同じ番組で

若くして老婆のようになってしまう病気になった女性が

旦那さんに支えられて手術を繰り返し

生活している話。


どんどん顔の年老いる自分が申し訳なくて

離婚を申し出ますが、旦那さんは

彼女を見捨てずに愛し続けます。


きっと、病気がなければ

旦那さんのここまで献身的な愛情に

気がつかなかったのではないでしょうか。


もちろん、病気もいじめも、コンプレックスも

ないに越したことはないし

何もない平穏な日常で

健康の大切さや家族の愛情に気がつけたら一番です。


それでも、人は不幸な局面に立って

はじめて見える幸せもあるんだと思います。


私も、今回の流産で

旦那の優しさや、お豆ちゃんの言葉の心強さ

みなさんの暖かさを改めて実感しました。

流産する前から気がついてましたけどね!


でも、ああ、みんな、優しいな・・・と

いつも以上に感じました。

やっぱり、弱って感じるありがたみってありますね。



斉藤由貴が歌っていた

「卒業」って歌の歌詞で


♪卒業式に泣かないと

冷たい子って言われそう~♪


ってのがありました。


私もその口で

卒業式、送別会、お葬式、など

泣いてしまいそうな場面でも泣けないタイプでした。


泣かないから、泣く人より強いとか

悲しんでいない訳ではないと思います。

性格というか、涙腺のコントロール力というか・・・


泣いていてばかりだから、弱いとか

ダメとかって訳でももちろんありません。


いつまでもクヨクヨして、と自分をさらに責める人もいたりしますよね。


悲しみの表現や、立ちなる早さは個人差で

ひとそれぞれの、タイミングがあるのだと気がつきました。


だから、長く立ち直れない人も

素早く立ち直れた人も

自分のペースでいいんだって思います。


流産すると、みんな長く悲しんでるのに

私の切り替えの早さは性格が冷たいのかな?

お腹の子のこと、大事じゃなかったのかな?とか

ちょっと考えてしまいましたけど


でも、違いますね。


私は間違いなく、お腹の子が大切で

愛していました。

いや、愛しています。


2.6センチの赤ちゃんが可愛くてしかたがありません。


同じサイズのマスコット人形でも買ってきて

思い出に残そうかと思いましたが

いつか、きっと帰ってくるはずなので

そういうコトもしないで(エコー写真は大事にするけど)

待ちたいと思います。


旦那には先に死産した兄弟がいるそうです。

旦那は、その子が自分じゃないかと思うと言っていました。


「なんか違う!!!」と思って

時期をずらして生まれてきたんじゃないかなって。


お腹の子も旦那に似てせっかちでしょうから

勇み足できちゃって

「やっべ、今じゃなかった!!!」

と一旦引き返したんでしょう。


うっかりものの、せっかちさんめ。


とにかく流産して良かったなんて

どんなに今が幸せでも、到底思えませんが

体験して理解できた流産の苦しみや

医療に関わる人の大変さ

優しい人の多さ、旦那の強さなど

気がつけたコトが沢山ありました。


今回の件で、私は

メタルスライムをやっつけたくらいの経験値をゲットできましたので

以後の妊活に役立てたいと思います。


こちらはお腹に赤ちゃんがいる人のカテゴリーですから

そろそろ、本当にあちらに引っ越します!


このままブログはここに置いていきますが

許してくださいね。


詳しい流産手術などは後日

「不妊ってなんだよ(怒)」 にて記載したいと思います。


では、又妊娠する日までお引越しー!!!


シュワーッチ!!!