合流点ではどんどん入れてあげます!一台と言わず二台でも三台でも。 | 自動車コラムニスト中込健太郎のブログ『込氏のブログ』

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自動車ライターですが、最近はノリで買った積載車が忙しく、レッカー・搬送、搬入搬出、自動車何でも屋みたいになっております。自動車絡みだったりじゃなかったりの日々を綴ります。

連休です。交通量多いですね。ぜひ安全を心がけ、楽しくお過ごしいただきたいものです。



さて、高速道路など多数の合流点がありますね。この連休中も、渋滞発生箇所になったりもします。そして事故も多いところです。


よく「一台ずつ譲り合い」とか言いますが、譲り合うことをルール的に、あるいはマナー的にして決めることにわたしはいささか疑問があります。そもそも、よく言われることですが「だろう運転」が事故の元です。これを「かもしれない運転」にすることで防げると言われています。


「どうせ出てこないだろう」ではなくて

「もしかしたら出てくるかもしれない」と思うこと。


のやうな感じ。



合流点では本線走行車は

「一台ずつ入ってくるだろう」ではなく

「割り込んでくるかもしれない」と思うべきでしょう。


なので十分に車間距離を取ることが大切ですね。


別の視点で、例えば首都高大橋ジャンクションとか、横浜町田インターとか、こう言う箇所で入れてあげるあげないで「強引さ」が見え隠れして渋滞が起きています。


これは一台ずつ譲り合いましょうという原則が引き起こしていると思います。この原則に対して、クルマの性能、運転の慣れ不慣れなどで、うまく一台ずつ交互に入ることが出来ないことで発生している渋滞ではないでしょうか。


ちなみに、とても強引に割り込むようなクルマほど、自分はなんとしても割り込む割に、他車はあくまで入れてあげない傾向があるので、運転席でその様を見ていて笑ってしまうほどです。



こう言うところでわたしが留意することは2点。

①ぴたっと止まることはできるだけ避ける。

②①のためにもどんどん入れてあげる。


です。


①は、結局一台ずつ交互に譲り合いましょうとか言うので、人により前に進むのが遅れて急発進的になり、前のクルマが入ったところで急ブレーキ。これに続いて後続車もブレーキ。やがて列が止まるのです。またこうした繰り返しの中で追突リスクも高まります。オートマ車であればクリープ現象と言うブレーキ離すとアクセル踏まなくてもトルクが伝わって低速で動いていられます。マニュアル車も半クラッチで動き出してアクセルを踏み込む前の速度域があります。あの速度を保てば良いのです。それであれば完全停止状態は解決しますし、車間にゆとりもできますので、合流するクルマも入りやすくなります。


②は、本線で車間をゆったり目に取り、流れを整えるようにゆるゆると走れば場合によっては一台以上入れることもあるでしょう。そしたらどんどん入れてあげれば良いのです。そうすることで合流してくる誘導路の方も流れが生まれます。


①②を励行し組み合わせると、本線、誘導路の両方に流れが生まれます。ぴたっと止まってしまう渋滞から改善ですよね!


こういうことをしていると明らかに感情的に睨みつけてきて急ハンドルでわたしを追い抜いて行くクルマもありますがそれでも良いと思っています。道路上に隙間ができたことでそのクルマが元々いたところも車間が開くわけですので、どのみち流れてますから。結局わたしを睨みつけても、わたしの意図の方に組み込まれているわけで、わたしは笑って受け流しています😊ちなみにそういう運転の人はまた先に行きブレーキ踏んで流れを止めたりしてしまうことも少なくないわけですが😅


車間距離は大事だなあと思っています。毎月7,000キロ以上は走っていますので、その中で体感したこと故、ある程度自信を持って申し上げることができることです。


これらのベースに、「渋滞発生は人災」仕方なくもないと思うのです。確かに坂道で車速が落ちる傾向はあります。でもそれはやはり運転者(国家資格保持者ですよ!)が認知して加速していくべきだと思うのです。同様に、急のつく運転をして周りに威圧的になっていませんか?車間距離開けてますか?考えていくと、やはり個人的にもできることはあるし、事故は仕方ない!ではなくて、起こさないようにどうしたら良いか。他車がどう思っているかに意識を巡らせること、大切だと思うのです。


ま、結局は譲り合い!心のゆとり!思いやり!が大事ということなのですが。


でもね、譲ってあげると手を振ってくれたりハザードつけてくれたり、期待してるわけではありませんが、ありがとうの印もらえるのはやはりなんか嬉しいものです。サンキューハザードは法規上云々という人もいますが、禁止されてるわけではないんだから、まあいいのではないでしょうか。


人に寛容であること。多くを求めないこと。クルマの運転も、まさに人生修養というのか、そういう面はあるのかもしれません。


さあ時は5月、一年で1番美しい時期。どうか安全運転で、最高の一瞬を楽しんでいかれてください。


そんなさなかなか合流してくるクルマがたくさんいようものなら、どんどん入れる!みんなで楽しく、みんなで和していく。なんか行楽が徳の積み上げになるみたいに思えてきて、こんな得なことはないのではないかとさえ思うのです。



どうかご安全に!

今日もみんなで交通安全!サイコーのゴールデンウィークを。


ちょっと思ったので書き留めておきましょう。