スコップコロッケ | ごんのブログ(慢性膵炎日記)Ⅱ

ごんのブログ(慢性膵炎日記)Ⅱ

2009/11/02 慢性膵炎および仮性膵嚢胞で入院&手術をしました。
退院後は膵炎での脂質を抑えた食事などを紹介していますが内容は、
マンネリ化しやすい制限食のバリエーションの積りです
独身の男性にも作りやすいよう心がけています

今日は皆さんに告白しなければならないことがあります

じ、実は・・・

読者さんのリクエストもあってなのですが・・・

試作のためとは言え・・・

わ、私・・・

事もあろうに・・・

カキフライと白身フライを
食べてしまいました m(--)m 抜け駆けゴメン

えっ! いったい、どう思っているのかって?

いや、久しぶりとは言え・・・

とても・・・

いえ、とっても・・・

美味しかったです ニコニコ


まぁ、試作の方は一度に食べられないので
2週間ほどかけていますので

実験内容を簡単に後半でご紹介するとして

今日はこの春にちょっとブームになった
”スッコロ” の手順を少し改良して脂質を抑えてみました

ところで、このスッコロって言うのは
Cookpadで独創的なアイデアでオリジナルレシピの多い

”ち~sun” さんのオリジナルレシピなんですね α(・_・)

スコップケーキからヒントを得たスコップコロッケ
揚げない☆蟹クリーム・スコップコロッケ! / Cookpad (別窓で開きます)

この第二弾って言うのがポテトコロッケなんですね
しっとりポテト☆基本のスコップコロッケ! / Cookpad (別窓で開きます)

これが Cookpad で評判になり、殿堂入りして

全国のイオンで ”スッコロ” の名で
期間限定で発売されたのが今年の2月だったんですね Σ(・ω・ノ)ノ!

ち~sun さんのレシピの
低脂質ヴァージョンになるのかな

プレーンな肉ジャガコロッケ風と
カレーコロッケ風の2種ですよ о(ж>▽<)y ☆

こんな感じ ↓


使った材料は
パン粉 15g・ジャガイモ 中2・玉ネギ 中1/2・鶏胸挽肉 25g・
サラダオイル 小さじ1/2(2g)・カレーの王子さま 1/4スティック

器はグラタン皿で良いのですが、2種類作りたかったので
小ぶりなベイクウェア(ココット)を100均で用意しました


使うココットなどの容器は
オーブン使用可の表示のあるものを選んでくださいね


パン粉の量は容器に5mmくらい入れた量が
容器1個分になります


必要な量のパン粉を
フライパンにあけて中火で乾煎りします


焦がさないようにパンを振って炒っていると
数分できつね色になってきます


上の写真くらいになったら
火を止めます

玉ネギは縦に切れ目を入れて
5mm角くらいの粗いミジンに切ります


鍋にカップ1/4程度の水を入れて
中火でフタをし、玉ネギを蒸し焼きにします


玉ネギが透き通ってきたら
フタを取って弱火にして水分を飛ばします


本来は油で炒める玉ネギですけど
蒸し焼きにして玉ネギくささも水分と一緒に飛ばそうって言うわけです

完全に水分が無くなるまでではなく
鍋の予熱で蒸発が続きますから

玉ネギがしっとり濡れたくらいで終わらせます

ジャガイモは茹でて
マッシャーでつぶします


つぶしたジャガイモに
蒸し焼きにした玉ネギとレンチンしてほぐした鶏胸挽肉を加えます


動物性不可の場合には
ソイミートを8gお湯で戻して使ってくださいね


挽肉のビニールがちょうど良いので
手にかぶせてよく混ぜます


半分はココットに入れ
残りにカレーの王子さまを加えます


カレーコロッケ風もココットに入れたら

乾煎りしたパン粉を上にかけます


スプレーのポンピングが最大10回ならば
7回ポンピングしてシュッシュと0.5秒くらいを2回スプレーしたら

2回くらいポンピングして
おなじくシュッシュと0.5秒くらいを2回を繰り返し

全体で10回くらいのスプレーをします


ココット2個でグラタン皿1個と同じくらいと思います

ココットで2個(2種)に分けるか
グラタン皿に半々に1個で作ってもOK

スプレーには予め2gのサラダオイルのみを
入れておけば多すぎる事も防げますね

スプレーしたパン粉の表面はこんなです


あとはオーブンで3分ほど焼いて
ほんのりと焦げ目をつければOK


熱々をいただいちゃいましょうね (^O^)/


試作をしていて
気がついたのですが

パン粉への油のスプレーは無くても良いのでは?

あるいは、乾煎りの時に
スプレーした方が良くないか?

などなど
幾つかの課題がありますが

今回の作り方で脂質量は
パン粉15gの脂質は1g、ジャガイモと玉ネギも1g以下なので1g

鶏胸挽肉25gの脂質は皮なしで0.5g、皮付きなら5gになりますので
中間として2.75g

油の使用量は2gですから
合計で6.75gなので繰り上げて7gですね

最小値は4.5gですし
ソイミートミンチタイプの脂質は1.3%なので8gの脂質は0.104gですから

皮なし胸肉と同等の約4.5gになりますね

油をスプレーしなければ
合計で2.5gまで下げられることになりますね Σ(・ω・ノ)ノ!

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さて、ここからが試作の部になります (;^_^A​

実は揚げ物は鬼門と思っていたのですが
少し前に ”焼きカツ” が流行った頃に

ちょっと可能性を見出してはいたんですね

焼きカツに可能性を感じて
レシピを調べてちょっとがっかりしたのが

この調理法って古い
フランス料理の ”Cotelette(コートレット)” そのものじゃないか! ( ̄□ ̄;)!!

コートレットって言ってもピンときませんよね (;^_^A​

英語で言うと ”Cutlet(カットレット)” って言います

本来の意味では肉の小片ですけど
牛肉を薄く切ってパン粉をまぶして炒め焼きにしたものです

明治期の銀座のフランス料理店 ”煉瓦亭” で
豚肉を使って ”ポークカツレツ” と名付けられて出されたのが

洋食でのカツレツのはじまりみたいですね

現在ではカツレツはフライの一種とされ
たっぷりの油で揚げたものとなっています

問題なのは、油に全体を浸す ”揚げ” でも
古いフランス料理のコートレットのように

多めの油で炒め焼きにしても
衣のパン粉に油をたっぷりと吸ってしまうこと

コートレットの場合は
1/4~1/2程度が油に浸りますが

返すことで、下側で吸った油を側面に吸わせますから
全体が浸った場合とあまり変わらないんですね (´・ω・`)​

で、今回のリクエストをいただいた時に
”スコップコロッケ” なるものを調べていたんですけど

これは、コロッケなら衣になるパン粉を
コロッケの芯になる具材にのせて(かけて)オーブンで焼きますから

ちょっと話しが違ってくる

問題はどのくらいの油を含ませるかなんですね

少なすぎればパン粉を焼いた味になりますし
多ければ油に浸した場合と同様に脂質量が多くなりすぎる

このへんの兼ね合いを確認するために
こんな道具で少量の油を含ませながら確認が必要になったんですね


以前の記事でもご紹介しました ”オイルスプレー” です

”ミストオイル” とも言いますけど
霧状(ミスト)の油の意味で同じですね

実はこれ以前に注目していたのは
フィリップスのノンフライヤーとか

過熱水蒸気オーブンレンジなんですね

過熱水蒸気オーブンレンジは、まだまだ高価で
それを用意しろとは言いにくいんですよね (^^ゞ

それで
少量の油をまぶせるスプレーです

ただ、オイルスプレーは水よりも
粘りがある油ですので

高い圧力が必要で専用のスプレーを
用意していただかないといけないんですね

σ(・_・) これ買いました

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オイルスプレー DELI/ レック
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他にも色々とありましたけど基本的には同じ作りで
デザインなど好みですかね


上のタイプは、使い終わったら

本体とスプレー部を少し緩めて
中の空気(圧)をシュッと逃し


ポンプも圧を逃しながら(緩めたまま)押し下げ


軽くキャップを締めておきます


こうしておかないと
パッキンなどの気密用部品などが傷みますし

圧がかかったままでは
本体が破損しやすいんですよね

レビューをみていると
本体がいつの間にか割れて油が漏れたとか

圧がかからなくなった
なんて言うのはこれをやっていなかったからでしょうね

圧を逃しておけば
寿命が伸びるはずですが

いずれは漏れたり割れたりはするでしょうけどね (;^_^A​

ハンディスプレーのタイプはレビューを読むと
少々クセがあるようで

キレイな霧にするのが
ちょっと難しいみたいですね ( ̄ー ̄;


こちらはエアゾールの食用油ですね

 

このタイプは何種類か売られていますけど
高圧がかかっていますから

油を減らすよりも
全体にまんべんなくまぶすのが主な目的ですね

σ(・_・) 個人的には
金属容器のこれがオススメなんですけど


容器は頑丈ですけど
気密部品は最初の2つと同じですから

結局は同じように
圧を逃して保管しないと漏れなどの原因になりますね ( ̄ー ̄;


で、早速どのくらいの油を使えば
そこそこ美味しくいただけるのかを実験ですよ (^O^)/

まず、スプレー容器に
小さじ1、つまり4gの油を入れてみます


はい、これが横から見た
小さじ1=4gの油の量です


このラインに目盛りを書いておくと便利でしょうね


一応この先でどのくらい使ったかをみるために
容器と油の重さは99gでした


最初の実験には
カキフライ5個と白身フライ3個


では、早速ポンピングして・・・


表面に全体に均等にかかるように
油をスプレーします


スプレーのポンピングは最初7回やって
シュッ、シュッの2回スプレーしたら3回ポンピングの繰り返しでした

オーブンの天板にクッキングシートを張って
返したフライにもスプレーします


で、使った油は約2gです


と、言うことは
カキフライ5個に油1gと白身フライ3個に1gだと思いますから

カキフライ1個に0.2g、白身フライ1個に0.35gでしょうか

カキの脂質は1.4%で1個10gが平均ですから0.14g
5個でも0.7gなので1gとしましょう

白身魚はメルルーサだと思いますから0.6%で
1切れ35gくらいですから0.21gの脂質

3個で0.63gですから
これも3個で1gの脂質としましょう


さぁ~ オーブンで焼きますよ (^O^)/

160℃で10分
返して同じく160℃で10分焼きます


で、焼きあがったのが
これ


さっそく試食してみると・・・

ゲッ! パン粉くさいや (; ̄ェ ̄)


今度は油の量を1.5倍にして焼いてみると・・・


ウッヒャ~
やっぱパン粉くさいや ((>д<))

焼いた表面をみてみると
カキフライは、油っ気はほとんど感じません


白身フライも
見た感じでは油っ気を感じません


どちらも焼きあがってから
キッチンペーパーにのせておいても

油がにじみませんから
少なすぎるんですね (;^_^A​


今度は思い切って
最初の2.5倍の油にしてみましょうか

それでも
カキフライ5個に油2.5gと白身フライ3個に2.5gくらい
カキフライ1個に0.5g、白身フライ1個に0.85gでしょうか

素材の脂質を足してみると

カキフライ1個が0.14gで、5個で1gとしましたね
白身フライも1切れ0.21gの脂質で3個で1gとしましたから

カキフライ5個で3.5g、1個0.7g
白身フライ3個で3.5g、1個1.2gになる計算ですね

このブログでは
ご飯は、米100gが炊くと250gになり、だいたい
お茶碗1ハイ(おにぎり1個)になって0.2~0.27だから

お味噌汁は豆味噌が最も脂質が高く
10.5%で、1杯18gの使用で1.9gになります

温野菜も種類によりますが温野菜に使うものはだいたい
100g中 0.1~0.4gなのでこれは0.5gとし

ご飯2.5杯とお味噌汁1杯と温野菜100gなら
合計で2.67gになりますから3gの固定で考えて

おかずには7gの脂質が可能って考えています

って言うことは
最初の2.5倍の油なら

カキフライ5個と白身フライ3個で
ピッタリ7gになるじゃないですか Σ(・ω・ノ)ノ!

できれば用意したスプレーの容器に
1g、2g、3g、4gと目盛りをマジックなどで書き

使用した量を確認しながらが良いのですが
周囲にかかる油の量もありますから

実際の使用量よりは
減る量のほうが多いはずなので

あまり神経質にならなくても
大丈夫でしょうかね (;^_^A​

スプレーする感じは
シュッシュ、シュッシュと言ったら良いのかな? (^^ゞ​

で、2.5倍の油をスプレーするとどうなるかって言うと・・・

買ってきたカキフライも白身フライも冷凍で
半日ほど冷蔵室で解凍したものなので

表面はしっとりと湿っぽい感じなので
油をはじいて表面だけですがべっとりとします (;^_^A​


白身フライも同じく
べっとりと油がまとわりついた感じです


秤で計ると4gの油を入れたスプレーが99gでしたけど
スプレー後に計ると95gでした

計算すれば4gですけど
小数点以下が出ませんので

5gと考えても良いでしょうね (;^_^A​

で、で、で
出来上がりは・・・ (?_?) 美味しい??


まずは
表面をクローズアップしてみると・・・

カキフライは、油っぽいまでいきませんけど
しっとりと油を感じますかね ( ̄ー ̄;


白身フライも
同じようにほんのりと油を感じるくらい


お味は、ほとんどパン粉臭さがなく
さっぱりしたフライって言う感じ о(ж>▽<)y ☆

っていう事は
ほぼ成功ですかね (≧∇≦)b

で、実はナイショなんですけど・・・

コロッケも2個焼いてみました (^^ゞ​ 油は3g


冷凍のコロッケは揚げたものが多く売られていますので
生の揚げていないものを選んでくださいね

冷蔵室で半日から1日かけて解凍し
片面にシュッシュ、シュッシュとスプレーしたら

返して反対側にもスプレーします


オーブン(オーブントースター)で
片面10分を目安に焼いてくださいね

表面に焦げ目がちょっぴり付いて
きつね色に焼き上がればOKです

油の量だけは
よく注意してくださいね

可能なら、予定する使用量だけ入れて使えば
油の量をオーバーしませんからね (^O^)/


あっ! コロッケ食べたのは
ナイショですからね ( ̄b ̄)


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