中国の捌け口にされてしまったApple | GoGo! Machead!

中国の捌け口にされてしまったApple

AFPBB Newsより
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/it/2936494/10522474
CNET Japanより
http://japan.cnet.com/news/business/35030267/

中国共産党機関紙の人民日報で中国におけるAppleのカスタマーサービスに二重の基準を
設けているという批判記事を5日連続で掲載し、テレビニュースやインターネットでもAppleに
対する批判を強めていました、

批判の内容は、中国でiPhoneの修理が必要となった場合に本体丸ごとの交換ではなく、
故障部品のみの交換となるのが、他国とのアフターサービスと違う事や、もし本体交換となった
場合に交換されたiPhoneの保証が新規購入時と同じ1年保証ではない事を批判しています。

これに対して、Appleは中国に置けるアフターサービスは完全に合法な内容で、
他国の保証内容とほとんど同じという声明を出しましたが、中国メディアはその声明を
「傲慢」と称して批判の声を強めました。

この批判に耐えきれなくなったAppleはティム・クックCEOの名前で
Appleの中国サイト上に「コミュニケーションに不備があった」という謝罪文を出して、
今後は以下の改善を行う事を約束しました。

1.iPhone 4とiPhone 4Sに対する新しい修理ポリシーを定め、
  購入後1年間の新しい端末や新しい部品との交換に対応するとともに、
  この1年以内に修理された端末に対する保証を延長する。

2.Appleの中国サイト上に新しい保証説明ページを設ける。

3,修理を行うApple正規サービスプロバイダに対するトレーニングと監督を強化する。

ティム・クックCEOがこの謝罪文と改善の約束をした事によって、
中国メディアや政府も溜飲を下げて、Appleを評価するコメントを出しました。

今回の対応によって、中国内の批判を抑える事に成功しましたが、
交換されたiPhoneの保証を1年延長するという対応を行ったのは後々響くような気がします。

Appleは中国で批判を受ければ謝罪をして譲歩するという前例を作ってしまった事で、
今後、中国の気にくわない事があればAppleを批判し続けるでしょう。
Appleは批判を受ける度に謝罪と譲歩をしなければならないという不連鎖を生み出しそうです。

ティム・クックはiOS 6の地図アプリの問題環境配慮のEPEAT認定申請中止など、
問題に対して早急な謝罪や対策を打ってきましたが、今回は中国にその姿勢を利用されてしまった
ような気がしてなりません。

更にAppleにとって中国市場が米国に次ぐ市場に成長し、今年中には米国を抜く予想も
されている中で、批判をされてブランドイメージがキズ付き、中国市場から嫌われる事を
恐れたのも理由になっているでしょうね。

ただ、今回の批判の発端が中国共産党機関誌から出ている事から、
本当にユーザーからの苦情が反映された批判なのかは非常に疑問に感じます。
国民の視線を変える為の政治的意図があるのかもしれませんね。


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