AppleとMicrosoftで強烈な個性の排除が進む、本当に良いのか? | GoGo! Machead!

AppleとMicrosoftで強烈な個性の排除が進む、本当に良いのか?

CNET Japanより
http://japan.cnet.com/news/commentary/35024411/

ここ最近、AppleとMicrosoftともに主要製品を担当してきた幹部の退職を発表しました。
AppleはiOSの責任者だったスコット・フォーストール、MicrosoftはWindowsとWindows Liveの
責任者だったスティーブン・シノフスキーの2名です。

iOSとWindowsはAppleとMicrosoftにとって売上の大部分を占める製品で、
最近リリースされたiOS 6、Windows 8ともにユーザーから最高の評価を得られなかった事が
起因して周りから辞めさせられたように見えます。

失敗して責任を取るというのは幹部として当たり前の事だと思いますが、
両社ともに退職した幹部の評判が近いという共通点はAppleとMicrosoftが同じ方向に進む事を
示唆しているように思えます。

今のAppleとMicrosoftともに共通点が多く、まず両社の起業者であるスティーブ・ジョブズと
ビル・ゲイツがCEOを退任して、ティム・クックとスティーブ・バルマーがCEOを引き継いで、
2代目CEOが会社を率いています。

そして、退職が発表されたスコット・フォーストールとスティーブン・シノフスキーは、
個性的な人物でスコット・フォーストールは対立的な性格で他の幹部と衝突が絶えなかった
と言われており、スティーブン・シノフスキーはWindowsを一新するために自分の主張を周り
にぶつけて激しい議論をしたと言われています。

もし、スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツがCEOのままだったら、
スコット・フォーストールとスティーブン・シノフスキーを押さえて正しい判断をできた
かもしれませんが、ティム・クックとスティーブ・バルマーは扱う事ができずに退職へ追い込んだ
というのが本心かもしれませんね。

ただ、強烈な個性を持った人物を排除していくというやり方をやり過ぎると、
AppleとMicrosoftともに世界を変えるような製品を作り出す事ができない可能性も出てきます。

以前、Appleの製品開発を紹介した時に、残酷なまでに批判を行う事で製品の完成度を高める
という話を思い出すと、スコット・フォーストールとスティーブン・シノフスキーのような人物が
作った製品を批判する事で良い製品を作る糧になると私は思います。

仲良しグループが作った製品は開発者、発案者を気遣うあまりに細かな欠点を許容し、
妥協だらけの中途半端な製品となって、ユーザーを満足させる事はできないのかもしれません。

そのような状況に陥り易いのが多くの人がいる大企業で、
多くの日本メーカーが同じ状況ではないでしょうか?

近い将来にAppleとMicrosoftも同じになると思いますし、
今もそんな予感を感じさせる製品があるように思います。

ただ、世の中につまらない製品が出回った時に世界を変える製品が出てくるでしょう。
その会社はAppleでもMicrosoftでもないかもしれませんけど。


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