風景印めぐり 西尾郵便局 | あおみの はまろぐ

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おかげさまで、風景印めぐりも100回の更新を迎えることができました。
最初の投稿から短期間の休止も含めて2年半以上たちましたが、ここまで続けられたことは励みになります。
当初は「毎週木曜日」の更新予定でしたが、その縛りも現在は緩め。
競馬との兼ね合いで更新できているのがいいかもしれません。

さて、愛知県をめぐるシリーズは、今回で最終回。
最終回は、西尾市にある西尾郵便局へと向かいます。

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※捺印したものの関係上、このコーナーでは珍しく横長です。

愛知県の三河地方南部、矢作川の最も下流に位置する西尾市。
人口約17万人のこの街は抹茶の生産が盛んで、市内西部から中央にかけてお茶畑が広がっています。
もちろん、お抹茶のみならず、普通のお茶もつくられています。

2011年にはかつて幡豆郡を成していた一色町、吉良町、幡豆町と合併しました。
旧一色町旧吉良町旧幡豆町のそれぞれにも、もちろん郵便局はあります。
こちらは第17回から19回にかけて紹介しましたね。

風景印には、お茶の壺と共に、この地方の伝統芸能の三河万歳が描かれています。
三河万歳は、太夫(たゆう)と才蔵(さいぞう)という2人が賀詞を掛け合いながら舞い、新年の訪れを祝福する民俗芸能で、西尾市をはじめ、安城市や幸田町でも行われています。
起源は諸説ありますが、最も盛んとなったのは江戸時代。
地元・徳川家に優遇されたことによって繁栄し、武士のような「帯刀、大紋の直垂の着用」が許されていました。
明治以降は神道職として続けられたものの、戦時下で巡業が困難となり、戦後も時代の変化とともに衰退してしまいました。
そんな漫才を存続させようと伝承活動が行われ、平成8年に安城市・幸田町の万歳とともに「三河万歳」として国の無形民俗文化財に指定されました。



西尾郵便局
〒445-8799
愛知県西尾市丁田町五助40-2
アクセス:名鉄西尾線西尾駅から徒歩5分


こうして更新してきた風景印めぐりですが、来週からはちょっとお休み。
未だにできていない福島旅行のレポートを書いていきましょう。
競馬の予想や結果も書かねばならないので、次回は当分先かもしれません。
101回目の更新も、どうぞごひいきに。