皆さんこんばんワルトシュタイン。フジ子・ヴァン・ベートーベンです。
(前回までのあらすじ)
→ 前のエントリ読んでクピポ。
ってことでまずは
無痛分娩のお話 はじめに
無痛分娩のお話 その1
無痛分娩のお話 その2
無痛分娩のお話 その3
無痛分娩のお話 その4
無痛分娩のお話 その5
無痛分娩のお話 その6
を読んでいただけちゃったりしたらややうれしいみたいな。
さ、でははりきって続きをば。
合併症その2「局所麻酔中毒(血管内誤注入)」とは
硬膜外腔に入れるはずの麻酔薬が何らかの拍子に血管(血液)の中に入ってしまうもので
だいたい2%くらいの割合で起きるとされています。
大量の麻酔薬を血管の中に注入してしまうとどうなるか?
と申しますと、種々の中毒症状が出現いたします。
(軽度ではめまい、耳鳴り、舌のしびれ。
ひどくなるとけいれん、意識消失、昏睡、呼吸停止から死亡に至る)
また、合併症その3「全脊椎麻酔」というのはですね、
硬膜外腔に入れるはずの麻酔薬が髄液の中に入ってしまって「脊椎麻酔」となってしまうこと。
(脊椎麻酔については 無痛分娩のお話 その5 に書いてあります)
この場合、通常の脊椎麻酔で使う麻酔薬の何倍もの量が髄液中に注入されるため、
意識消失や呼吸停止となることがあります。
・・・・・。
こわいですねぇ。おそろしいですねぇ。(淀川長治風)
しかし。
局所麻酔中毒(血管内誤注入)と全脊椎麻酔というこれら2つの合併症は
絶対に起こらないとは言えないが
起きないように予防したり注意することができる
ということを知っておいてほしいと思います。
硬膜外麻酔(を使った無痛分娩)で大きな医療事故がほとんど起こらないのはナゼか?
それは、あらかじめ副作用や合併症に対して
十分に予防手段を講じたり治療の準備をしているから、なんですの。
例えば、
一度にたくさんの麻酔薬を入れないとか。
(たくさん入れた方が長く効くんですけどね)
カテーテルから血液や髄液が出てきたら
いったんカテーテルを抜いてやり直すとか中止するとか。
というワケで、さきほど
「局所麻酔中毒(血管内誤注入)」の起こる頻度は約2%と言いましたが
実際の無痛分娩で生命に関わるような副作用が出ることはそんなには多くはないです。
なぜなら、たいていの場合には
症状が出る前にそうと気付かれるか、
症状が出たとしても、舌のしびれや耳鳴りなど症状が軽い段階で気付かれて
すぐに麻酔を中止するからです。
(無痛分娩のお話 その8 に続く~)
今日もありがとうございます。
明日ももれなくお待ちしております
▼ ▼ ▼ ▼ ▼
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ポチッして頂けたらなんとか最後までやり抜く所存です。
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☆「産婦人科女医ぐらし」を読む☆
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硬膜外腔に入れるはずの麻酔薬が何らかの拍子に血管(血液)の中に入ってしまうもので
だいたい2%くらいの割合で起きるとされています。
大量の麻酔薬を血管の中に注入してしまうとどうなるか?
と申しますと、種々の中毒症状が出現いたします。
(軽度ではめまい、耳鳴り、舌のしびれ。
ひどくなるとけいれん、意識消失、昏睡、呼吸停止から死亡に至る)
また、合併症その3「全脊椎麻酔」というのはですね、
硬膜外腔に入れるはずの麻酔薬が髄液の中に入ってしまって「脊椎麻酔」となってしまうこと。
(脊椎麻酔については 無痛分娩のお話 その5 に書いてあります)
この場合、通常の脊椎麻酔で使う麻酔薬の何倍もの量が髄液中に注入されるため、
意識消失や呼吸停止となることがあります。
・・・・・。
こわいですねぇ。おそろしいですねぇ。(淀川長治風)
しかし。
局所麻酔中毒(血管内誤注入)と全脊椎麻酔というこれら2つの合併症は
絶対に起こらないとは言えないが
起きないように予防したり注意することができる
ということを知っておいてほしいと思います。
硬膜外麻酔(を使った無痛分娩)で大きな医療事故がほとんど起こらないのはナゼか?
それは、あらかじめ副作用や合併症に対して
十分に予防手段を講じたり治療の準備をしているから、なんですの。
例えば、
一度にたくさんの麻酔薬を入れないとか。
(たくさん入れた方が長く効くんですけどね)
カテーテルから血液や髄液が出てきたら
いったんカテーテルを抜いてやり直すとか中止するとか。
というワケで、さきほど
「局所麻酔中毒(血管内誤注入)」の起こる頻度は約2%と言いましたが
実際の無痛分娩で生命に関わるような副作用が出ることはそんなには多くはないです。
なぜなら、たいていの場合には
症状が出る前にそうと気付かれるか、
症状が出たとしても、舌のしびれや耳鳴りなど症状が軽い段階で気付かれて
すぐに麻酔を中止するからです。
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今日もありがとうございます。
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