こんにちは
愛知県大府市のメガネ屋・GLASS JOY 02(グラスジョイオオブ)の中村です。
このブログでは、あなたのお役に立てる目やメガネの情報をお送りしています。
時々関係ないこともお話しますが、よろしければお付き合い下さいm(__)m
※当店の「理念」について書いています。はじめましての方は、その思いに触れていただけると嬉しいです。
さて、皆さんは「弱視」というものを正確に把握されていますか
漠然と「子供さんで視力が低い人」という認識はあると思います。
しかしその詳細はご存じない方も多いのではないでしょうか。
今日はよく聞くけど、詳しくは知らない弱視についてお伝えします。
上に書いた通り、弱視は視力が低い状態をいいますが、よくみられる近視や乱視などによる視力の低さとは異なります。
正確には、幼少期に十分に視力が発達しなかったことにより見づらさを感じる目。
視力という力の最大値を十分伸ばせず成長してしまった目のことです。
良好な視力というと、1.0以上をイメージされると思います。
一般的には、多くの方がこのくらいの視力を得られます。
それが、見る力が養われないと、0.5や0.1といった具合に良好な値に届かぬまま成長が止まるのです。
お米の収穫で例えますと(適切な表現かどうかわかりませんが…)。
10ヘクタール(ha)の土地があったとします。
しっかり土壌が田んぼとして整備され、10ha分のお米が収穫できる状態が順調に発達した状態。
逆に土壌がうまく整備できず、10ha分のお米が収穫できる能力がありながら5ha分のお米しか収穫できない。
これが弱視の状態に似ていると言えるでしょうか。
「子供のうちに成長しなくても大人になれば視力も良くなるんでしょ?」
そう思われるかもしれません。
しかし残念ながら、視力が発達しきれなかった目は大人になっても視力は向上しません。
視力の発達する期間は大体10歳くらいまでと言われ、それまでに視力の成長が望まれます。
ちなみに一度発達した視力は、基本的に低下することはありません。
10代以降、視力が低下するのは、多くが近視や乱視の進行によるもの。
このようなケースではしっかり度数の補正をすれば、視力は良い値を得られます。
先ほどの畑の例えでいえば、天候不良などで1シーズンだけ不作だったようなイメージでしょうか。
弱視を起こす原因には、主に「斜視」と「遠視」が挙げられます。
斜視は、一方の目が視線を揃えず、まっすぐ見ていない状態。
遠視は遠くを見る際にもピント合わせの力が必要になる状態。
それぞれ視線のズレ、ピントのズレで視力のよく出る部分の発達が促せず、視力が低いままというわけです。
多くの弱視は、後者の遠視が原因だと思います。
遠視の場合だと、片方の目だけが弱視になるケースが多いでしょうか。
弱視になっていない方の目は視力が発達しているのです。
だから「見えるか?見えないか?」といえば見えます。
著しく生活に不便が生じるわけではないので、その点はご安心ください。
しかし、もし見えるほうの目が何らかの障害を受けたら大変。
やはり両目が健やかに発達することが望まれるのです。
ここ数日、弱視用眼鏡のお問い合わせはとても多くなってきています。
多くが小学校低学年のお子さん。
奔走される親御さんを拝見すると、愛情の深さを感じます。
ぜひ分からないことがあったらご質問くださいね。
できる限りのお力になれたらと思います
それでは今日はこのあたりで。
お読みいただき、ありがとうございましたm(__)m
GLASS JOY 02
中村響
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