最近、ブランディングの勉強のために、
今話題の企業を調べていたのですが、
今日はミツバチワークス株式会社についてエントリー致します。
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マーケット環境
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日本市場は、成熟化の一途をたどり、
マーケットがどんどん細分化されていますが、
改めて
「マスへの広いブランド」よりも、
「ターゲットへの深いブランド」の重要性を感じます。
本日ご紹介させていただくミツバチワークス株式会社さんは、
20代女性をターゲットにした携帯ブログを提供している会社さんです。
現在のブログユーザー数ランキングを調べてみると、
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第一位
アメーバブログ
第二位
FC2ブログ
第三位
yahooブログ
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2010年7月時点で、やはり芸能人囲い込みや
アメーバピグによるユーザー獲得でアメブロが
ダントツで一位の座を治めております。
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企業情報
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そんなマーケット環境で、なぜ携帯ブログなのか?
企業情報
■ DECOLOG(デコログ)のユーザー属性
【男女比】
女子 88% 男子 12%
【年齢層】 19 歳を中心にクチコミに対してアクティブな年齢層が中心です。
16歳~18歳 37%
19歳~21歳 45%
22歳~24歳 10%
■ サービス概要
DECOLOG(デコログ)はモバイルからの利用に特化したブログサービスです。
デコメールやデコメ素材を利用して思い通りにブログや記事や
プロフィールをデコレーションすることができます。
本サイトは、2010年3月実績で53億8900万PV。
モバイルブログサイトでは、アメブロを抜いて国内最大級となりました。
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誰に何を
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飲食チェーン店が大衆のニーズを満たさなければ
生き残れない一方、個人飲食店は一定の顧客のために
徹底した商品サービスを提供できます。
まさにブログ界でも、この現象を示しているのではないでしょうか?
アメブロは国内最大ブログとなった一方、
大衆のニーズに応えなければいけなくなりました。
一方でデコログは、
「携帯でブログをエントリー・閲覧する
女子高生ユーザーに、
カスタマイズや絵文字にこだわり、
かつ安心でクリーンな携帯ブログサービス」
を提供したからこそ、上記のユーザー比率を示し、
これだけの支持を得られているのだと思います。
「誰に何を」が明確なほど、
ターゲットに深く深く応えることができる。
カスタマイズにこだわれるサービスにしたり、
広告収入がメインのサービス市場において、
他社のようなアダルト、コンプレックス商材、
過剰な電子書籍バナー広告などを徹底して排除してきたこと。
あるいは広告を一切打たずに口コミのみで広げてきたこと。
などここまでの過程を見れば、深く応えようとする姿勢が伝わります。
ブランディングの基本は、「誰に何を」。
自社の事業は、大衆を満たすサービスになってしまっていないか、
改めて考える機会が大事だなと感じました。
※参考情報
MMD研究所 http://mmd.up-date.ne.jp/