壺中の天 万緑叢中(そうちゅう)の 庭にあり
皐月
三十日
由美ママは、
1万2千坪の庭園を有し、
約300年続く名園
の高台に佇む一軒家料亭【壺中庵】http://www.kochuan.co.jp/
に出かけました
料亭【壺中庵】菅野譲治料理長&松阪牛しゃぶしゃぶ
この地は
江戸時代に「天下のご意見番」と呼ばれた大久保彦左衛門の屋敷跡で、
(但し、現在の園全域ではなく一部が彦左衛門の屋敷地)
その後
薩摩藩の抱屋敷、
島津氏(松平薩摩守)の下屋敷を経て、
明治時代に
渋沢喜作の手に渡りました。
ちなみに
“薩摩”の縁で、
由美ママの
曾々爺・中原尚徳(下記、中原猶介の子孫)
↓↓↓
*よしや身は越路の雪に埋むとも くる清水に名をやながさむ・・・「甲南高校」薩摩藩士『中原猶介』の碑 (2009年7月26日号)
が、学生時代
この屋敷に下宿させていただき明治学院大学へ通った…
というエピソードもあり、
その当時の佇まいが残る庭園は、
まさに
「四方八方どこを見ても美しい」
風情ある空間です
そんな
庭園に佇む【壺中庵】は、
現在の日立製作所の基礎を築いた実業家・久原房之助の邸宅を改修した
数寄屋造り一軒家ですが、
【壺中庵】とは、若かりし頃にこの地を訪れた故遠藤周作氏により命名され、
その由来は…
―「後漢の費長房が、
市中で薬を売る老翁が売り終わると店頭に懸けた壺中に入るのを楼上から見つけて、
長房は老人に頼んで壺中に入ったところ、
宮殿楼閣をなし、山海の珍味が満ちていた」
という中国「後漢書費長房伝」の故事からです。
すなわち
俗界と切り離された別天地。
また、
酒を飲んで俗世間を忘れる楽しみや別世界や桃源郷が
“壺中の天”です
八芳園庭園内【壺中庵】
玄関ロビー
掛軸
この夜の予約は
新緑が眩い2階 藤の間
“藤の間”掛軸
盆栽
さて、
この夜は
「松阪牛しゃぶしゃぶ」コースを予約
先付は
「毛蟹と水雲」
シャンパンは
長谷晴義社長からのプレゼント
前菜は
「トリガイと蓮芋 酒盗和え」
―海老キャビア・炙り穴子小袖寿司・合鴨・蕗博多・稚鮎木の芽揚げ・椎茸胡麻焼き
↓↓↓
お造りは
「季節の三種」
そして
“松阪牛しゃぶしゃぶ”が登場
きしめん
デザート
この夜
由美ママらは
万緑叢中の庭に建つ“壺中の天”
料亭【壺中庵(こちゅうあん)】にて、
美味な“松阪牛しゃぶしゃぶ”に舌鼓を打ちながら、
都会の喧騒を忘れた至福のひとときでした
長谷社長
シャンパンをご馳走さまでした
尚、
内『白金料庭槐樹』も、
この季節の鮮やかな青葉を眺められますから
是非
お出かけください
↓↓↓
*蝉の羽のうすき衣のひとへ山青葉涼しき風の色かな!杉本彩さん誕生日の夕餉【八芳園】『白金料庭槐樹』 (2015年7月25日号)
料亭白金【壺中庵(こちゅうあん)】
港区白金台1-1-1 八芳園内
03-3441-8888
料理長 菅野譲治
金子拓也
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