はちす葉のにごりにしまぬ心もてなにかは露を玉とあざむく
―遍昭
皐月29日に
由美ママは
親しくさせていただいている
細川護熙元総理の作品展
【細川護熙展】へ
日本橋『壺中居』http://www.kochukyo.co.jp/
へと出かけました
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*また見んと思いしときの秋だにもこよいの月にねられやはする・・日本橋壺中居【細川護煕展】9・17迄 (2011年9月16日号他)
【細川護熙展】~6月2日迄
【銀座くらぶ由美】本店 www.yumi-ito.com 皐月晦日のキリンズ
肥後熊本藩54万石
細川家の第18代目の当主
“細川のお殿様”は
政界引退後は
陶芸家として名を成され、
最近では
公益財団法人永青文庫理事長他
初代東北芸術工科大学学園長
初代京都造形芸術大学学園長
に就任され、芸術家の育成や
文化の発展に努められています。
また
芸術のみならず
お殿様の“noblesse oblige”は
東日本大震災後の瓦礫を
活用した盛り土に植樹する
「森の防波堤構想」の
推進を目的とした
一般財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」
の理事長となられ、
同構想の提唱者でもある
宮脇昭・横浜国立大名誉教授(植物生態学)らと
1口500円の寄付や企業からの寄付を募り、
9000万本の苗木を栽培し、
被災地の沿岸部での
“防波堤づくり”を
目指していらっしゃいます
http://mainichi.jp/feature/news/20120526ddm012040068000c.html
さて、
そんな
日々被災地復興に尽力なさる
“お殿様の”今回の作品は
信楽花入れ
粉引花入れ
信楽陶仏
行く春や俊巡として遅桜―蕪村
壁掛け花入れ
赤茶碗
黒茶碗
渓声は便ち是れ長広舌 山色あに清浄の身に非ざらんや
壁掛け花入れ3
“大観”
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春風の花を散らすと見る夢は 覚めても胸の騒ぐなりけり―西行
花瓶
信楽陶仏2
そんな数々の作品の中で
今回、由美ママが選んだのは
可愛らしい花入れとお皿
帆立貝付きのお皿
この日“初日”でしたから、
ご多忙にもかかわらず
会場にお越しでしたが、
普段は
被災地と湯河原の地を
往復なさりながら
『不東庵(ふとうあん)』
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*晴耕雨読から悟りきったその心境を描く・・・細川護煕元首相の新刊【跡無き工夫 削ぎ落とした生き方】 (2009年12月9日他)
にて、“美の本質”を極めた
さまざまな芸術作品造りに
専念していらっしゃるようですから
自らの魂と向き合った
“細川美学”の傑作を
この機会に是非ご覧下さい
*6月2日(土)迄
【細川護煕展】
『日本橋 壺中居(こちゅうきょ)』
東京都中央区日本橋 3-8-5
03-3271-1835
AM10:00~PM 6:00