菊の花 若ゆばかりに袖ふれて
花のあるじに 千代はゆづらむ
―紫式部『紫式部集』
今週
【由美秋祭り】を開催していた
『クラブ由美』www.yumi-ito.com
ですが、
昨日「重陽の節句」には
贔屓の
『源 吉兆庵』銀座本店 http://www.kitchoan.co.jp/ 内の
料亭【松濤】http://www.kitchoan.co.jp/site/shops/syotoh_details.html
へと出かけました
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*寒といふことばのごとくしづかなり・・【源吉兆庵】料亭「松濤」極上のしゃぶしゃぶと節分菓子のご案内
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10781115176.html (2011年1月28日号他)
リニューアルされた【源 吉兆庵】銀座本店http://www.kitchoan.co.jp/
1階和菓子コーナー
【くらぶ由美】秋祭りの手土産は、9月12日に迎える「中秋の名月」にちなんだ“うさぎさん”(\1260)
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“うさぎさん”のディスプレイ
「重陽の節句」こと
“九月九日”は
一昨年の由美ママブログにも
書きましたが
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http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10338875395.html (2009年9月10日号)
現在では馴染みが
薄くなってしまったものの、
江戸時代には、
一月七日
三月三日
五月五日
七月七日と合せて
「五節句」と云い、
大変重要な行事でした。
また
この起源は、
他の節句と同様に
古代中国に遡り、
中国では
昔から奇数は縁起のよい
“陽の数”
とされていたことから
一番大きな“陽の数”である
九が重なる“九月九日”を、
「重陽(ちょうよう)」として
節句のひとつとしてきました。
そんな
「重陽の節句」は、
平安時代には
前日の9月8日に
“菊の花”を真綿でおおって
菊の香を移し、
その翌日の朝に
露に湿ったこの真綿を顔にあて、
若さと健康を保とうとする行事があり、
これを“菊の着せ綿”
と云いますが、
かの紫式部も
この日、
藤原道長の北の方
源倫子から
“菊の着せ綿”を贈られて
大変感激したようです・・・
そして
当時
綿は大変高価なもので、
いくら道長の娘・彰子に
お仕えしているといっても、
自身には
身分不相応と遠慮したのでしょうか、
上記
歌を詠んで
「着せ綿の菊の露で身を拭えば、
千年も寿命が延びるということですが、
私は若返る程度に
ちょっと袖を触れさせていただき、
千年の寿命は、
花の持ち主であられる
あなた様にお譲り申しましょう・・・」と
その“着せ綿”を
丁寧にお返ししようとしたとのことで、
この歌には
道長家の栄華、
そして紫式部の
思慮深さがしのばれますね・・・
料亭【松濤】の“菊の着せ綿”
この夜のゲストは由美ママお気に入りの【ベルセルバCC】http://www.belle-co.com/belleselva/index.html
総支配人元木佳代子プロ
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美の森へ初秋を運ぶ森の風・・元木佳代子プロと“森の風”で和んだ【Belle Selva】の休日2
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-11000986220.html
(2011年8月29日号他)
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そして
この夜もやはり“肉食獣”が満足する
鹿児島牛サーロインのしゃぶしゃぶを注文
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*元木佳代子プロ&新井敬子プロとの“肉食女子”の宴!【築地さとう】極上の松阪牛しゃぶしゃぶを喰らう
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10787639519.html (2011年2月9日号他)
【松濤】個室
先付けは蕪松前煮 海老蓑揚げ胡麻味噌かけ
鯛と鮪 イカと帆立のお造り
しゃぶしゃぶ野菜
しゃぶしゃぶの〆は稲庭うどん
デザート
すっかり満足の由美ママ&佳代子プロ
―加賀千代女
今朝
由美ママは
平安の貴婦人のごとく
そんな由来の
菊の移し香が匂う
“着せ綿”を湿らせ、
頬にあてながら
“若返り”を願いましたが、
是非
来年の「重陽」前夜には
殿上人になったつもりで、
“着せ綿”をしてみてはいかがですか
【銀座松濤】
東京都中央区銀座7-8-9
『源 吉兆庵』銀座本店内
03-3569-2361