床に掛け軸 花活けて
炭に香くべ しつらい整へ
館の料理は 旨酒と
芸者に扇は踊り
表裏なくおもてなし
美味が好きで 器に凝り
楽しきに唄い 嬉しきに踊る
―新ばし【金田中】http://www.kanetanaka.co.jp/restrant/shinbashi/index.html
先週の或る日
由美ママは、
大正時代
新橋の花柳の地で創業され、
老舗料亭「新喜楽」と並び、
また「吉兆」を含めて
“日本三大料亭”と呼ばれる
【新ばし金田中】http://www.kanetanaka.co.jp/
へと出かける機会を得ました
創業以来、日本の文化を大切に業を重ねてきた風格ある門構え
玄関“坪庭”
由美ママは
名門料亭【新ばし金田中】へは二度目ですが、
↓↓↓
老舗の名料亭「新ばし金田中」
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10272748877.html (2009年6月2日号)
この“新ばし”とは、
江戸時代に興った花街で、
その後
明治維新を経て、
日本を代表する花柳界となり、
中でも【金田中】は、
この地に大正時代に創業し、
多くの著名人をはじめ、
海外からの賓客をお迎えして、
現在に至る名料亭です
また
料亭とは、
玄関の花一輪、屏風、
薫るお香に風雅を感じ、
お座敷では
時季の料理と芸妓の舞を眺め、
その傍らの床の間には
ひっそりと覗く軸と花・・・
そんな
日本の文化が創り出した
風情ある空間と演出を
愉しめる場所が料亭です・・・
【金田中】玄関 金屏風前 由美ママ
今回のお座敷は2階・・・
掛け軸と活け花
さて、
この日の旬の味覚は・・・
先ず先膳
ウニ、マグロ、鯛のお造り
島根県高津川の天然鮎
【金田中】松本 昇料理長を囲んで
美人芸妓の小雪さん(左)と3月の震災時に“衿替え”したばかりのきみ鶴ちゃん
鱧とアワビのしゃぶしゃぶ “あわび”
上記、松本昇氏は、
前任高橋良明総料理長の後を継いで
料理長に就任したばかりですが、
京料理界で名を馳せる
榎本伊太郎に師事し、
長年にわたり京都で研鑽を積み、
以後 、
数々の日本料理の名店で料理長を歴任後、
『金田中草』
↓↓↓
*「新ばし金田中」の料亭の味をカジュアルなスタイルで堪能できる・・・渋谷『金田中 草』の寿司膳
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10336905306.html
[2009年9月7日号)
の料理長を経て、
【新ばし金田中】料理長に抜擢されました
賀茂茄子 魚介の味噌和え
古きを学び 今を重ねて
創業からの大切は
新ばし花柳界 進取の風
綺麗を真似て 時代を跨ぎ
文化とやらが口の端に
この国を 遊ぶことこそ楽しける
すべては素敵な客に 頂く財也
―【新ばし金田中】HPより
そんな
大正の創業以来、
もてなしに心を砕き、
料理だけに留まらず、
伝統芸能や季節のしつらいに気を配り、
日本の文化を大切に守り続けてきた
【金田中】の歴史と“粋”を味わった
素晴らしいひとときでした
尚、
【新ばし金田中】の夜の予約は、
“一見さんお断り”のため、
お昼の予約のみですが、
(昼会席・重ね皿のみ \15750~)
http://restaurant.ikyu.com/rsDatas/rsData100500/r100146/r100146v.htm
【金田中】の
お料理を召しあがりたい方には、
銀座7丁目の金田中ビル中にある
『金田中庵』http://www.kanetanaka.co.jp/restrant/an/
がお薦めです
(ご予算お一人様 \20000~)
↓↓↓
「新ばし金田中」の味をカウンターで愉しむ「金田中 庵」
http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10273218489.html
(2009年6月4日号他)
料亭【新ばし 金田中】
http://www.kanetanaka.co.jp/restrant/shinbashi/index.html