瞬間を永遠とするこころざし
無月の夜も月明かき夜も
―岡井 隆
今年の「十五夜」は、
宵の時刻にしか”月”が拝めず、
夜が深まるにつれ雲が覆う・・・
そんな「無月」の夜でしたが、
ご覧になりましたか?
この「無月」とは、
曇りが深く“月”が拝めない「十五夜」のことですが、
せっかく丹精して
月の膳を整えても、
肝心の“月”が出ないなんて
本当にがっかりしてしまいますね・・・
そんな「中秋の名月」の日、
今年最後の猛暑の朝に
由美ママ&新井敬子プロ http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10653439685.html
(2010年9月20日号他)
は、友人の広沢一寿氏が支配人を務める
【久邇CC】 http://www.princehotels.co.jp/golf/kuni/index.html
へと出かけました
*「久邇CC」→ http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10408523188.html
(2009年12月11日号)
さて、「中秋」に“月”を愛で、
宴を催す習慣は
元は中国からの伝来ですが、
彼の地では、秋の長雨・・・なんてのは
存在しないためか、
毎年、この「中秋」には美事な“月”が観賞できます。
でも、日本では長雨は来る・・・
台風も来る・・・で、大体大荒れになる時期にあたり、
そうなると。
この“月”を鑑賞する行事は、
とっくに廃れてしまっていても
おかしくはありませんでした・・・
そんな“お月見”が、
現代でも残っているのは、
農家の「収穫祭」と習合したことが最大の理由とされ、
陰暦八月のこの日は
ちょうど「初穂祭」を祝う時で、
「十五夜」に
新米を炊いて供える習慣も生まれました。
北コースNo.4
北コースNo.8
西コースNo.1
西コースNo.3
このように日本には
“天の恵み”でもある「中秋節」を
中国から伝来以前から
大切に思い祀ってきた歴史がありますが、
ちなみにこの「十五夜」の“後の月”
「十三夜(今年は10月20日)」は日本独自の風習です・・・
そして日本人の「十五夜」に対する気持ちは・・・
こんな時期からか“晴無し”・・・
と言われる「十五夜」ですが、
実は“月”が出るか否かということよりも、
「迎える、待つ・・・」ことの方が重要で、
この「無月」という言葉には
せっかくの名月を惜しむ響きも感じられますが、
だからと言って
寂情に流され過ぎない寛大な心持ちが見て取れ、
まさに
「待つのも楽し・・・」という感覚ですね・・・
ですから「無月」だからと言って
残念がらず、
掲歌のごとく
「瞬間を永遠とするこころざし・・・」で
長い人生の一瞬一瞬を
しっかりと生きることができるよう
大切にしたく思う由美ママでした
そして来たる10月20日の
“豆名月”こと「十三夜」を
楽しみに待ちたく思いました