石楠花に馬酔木の蜂のつく日かな・・“石楠花”を愛で神野美伽さん「シャンソンの夕べ」2ndに酔う夜 | 銀座由美ママの心意気

銀座由美ママの心意気

働く女の心意気を、銀座という世界を通して、様々な観点から表現したくブログを始めました。 そんな銀座ママの日常です。どうかご笑覧下さいませ。




石楠花に 馬酔木の蜂の つく日かな
―原 石鼎



桜もいつしか散り行き、“石楠花”の鮮やかな花が新緑に似合う季節となりましたが、
薫風香る
ごとく暖かな日曜日はいかがお過ごしでしたか?
 


先週は6日からの『由美“満”二十七周年祭』に、数多くのお客様にお越しいただいたうえ、
また沢山のお祝いをいただき心よりお礼申し上げますが、
姉妹店『けんたうろす』 http://ameblo.jp/ginzayumimama/entry-10260649669.html (2009年5月14日号他)も、
この4月18日に“十三歳”の誕生日迎えしたので、
是非『けんたうろす』の“13th ANNIVERSARY”をよろしくお願い致します!

さて、由美ママの日曜日は、初夏を呼び込む“石楠花(シャクナゲ)”や晩春の花々を愉しみに、
メンバーコースの『カメリアヒルズCC』 http://www.camelliahills.com/ へと出かけ、
その夕刻には 神野美伽 さんと荒井洸子女史 http://www.kohko.com
「シャンソンの夕べ」2nd(2009年2月15日号)
へと出かけておりましたが、
「立てば芍薬、座れば牡丹、唄う姿は“石楠花”の花・・・」のごとく、
自然の美とともに、お二人の艶やかな歌声と、
大輪の花のような華やかなステージに酔いしれた休日でした。


銀座由美ママの心意気-蟻ん子 神野美伽さん由美ママ  
神野美伽 さん at 『蟻ん子』 http://www.chanson-arinko.com/

銀座由美ママの心意気-カメリアヒルズ シャクナゲ  
『カメリアヒルズCC』“シャクナゲ”

銀座由美ママの心意気-カメリアヒルズCC石楠花2



この“石楠花”とは、元は地中海沿岸地方原産ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木で、
古代にシルクロードを経て中国に齎され、その後日本へ渡来した花ですが、
“シャクナゲ”の名は漢方植名の「石南」に由来するもので、
江戸時代の学者が「石南花」の名をあてがい“シャクナゲ”と
読ませたのが始まりとされています。


しかし、漢名の「石南」は、和名の“シャクナゲ”とは全く別なバラ科のオオカナメモチを指し、
現代中国では杜鵑を用いている植物で、
これは漢名の「石南花(せきなんか)」を誤用してこの名になったという説もあり、
その他の名の由来は、枝分かれが多く曲がっており、
まっすぐの枝や背丈が一尺も無いことから転訛して
“シャクナゲ”の名になったという説や、
“シャクナゲ”の木で作った箸を用い
子供の“癪(しゃく)”が治ったなど諸説様々です。


ちなみに、古典に於いての「石楠花」の名は、
901年頃「新撰字鏡(しんせんじきょう)」、
931年~938年の「倭名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に登場し、
いずれも和名としては“止比良乃木(とびらのき)”をあげているので、
それは“トベラ(トベラ科)”と考えられ、
その後、“シャクナゲ”の名は室町時代から使われたようで、
1444年の「下学集(かがくしゅう)」に記載され、
愛媛県石鎚山では、かつて“ハクサンシャクナゲ”を行者が手折って持ち帰り、
畦に挿して豊作を祈る習慣もありました。



石楠花や 雲の巻舒(けんじょ)を 目のあたり  
―阿波野青畝


昨日は谷を渡る風に揺れる晩春を演出する代表な花「石楠花」を愛で、
神野美伽さんと洸子女史の切なく、哀しくそして時には幸せを唄う“魂の叫び”に聴き入り、
O! toi la vie!(オ・トワ・ラビィ)」のひとときを堪能した由美ママでしたが、
今週は“13歳”を迎えた『けんたうろす』よろしくお願い致します。