今日ご紹介するかんざしは、ある意味、昨日ご紹介した純和風なかんざしとは全く違う、洋風モダンなかんざしです。結婚式からちょっとしたパーティーなど華やかな機会にもおすすめです。
最近はお着物の柄も純和風な古典柄から洋風モダンなものまで様々です。また結婚式も同じく、三三九度の杯の厳かな雰囲気の神前式から、ご親族と、ごく親しいご友人たちと楽しく、美味しい食事を囲みながら、アットホームな雰囲気のレストランウエディング式まで様々です。
その辺りを含めて、過日の高嶋ちさ子さんとの対談 の中でもお話しさせて頂いた様に、最近の多様化する時代にご提案させて頂いた礼装用のかんざしの1つです。
実は随分前に一度ご紹介したものですが、改めて撮り直してご紹介させて頂きます。
黒べっ甲に、銀蒔絵と螺鈿によって、アール・ヌーヴォー調で描かれた唐草模様に囲まれて、一匹の黄色い羽を持った蝶が軽やかに舞っています。
このきれいな黄色に輝く蝶の羽と、蔓草から伸びた先に実った鮮やかな緑色の蕾(つぼみ)。
やや黄色みがかった、本来の琥珀色になります。緑色の蕾も同じです。
これは琥珀の底側に、特殊な技法により、漆に顔料と金(24K)を混ぜたものをコーティングしています。そうすることで、上から見たとき、また角度を変えることによって、何とも言えない綺麗な色を放ち、輝きます。
また、足の付け根には、蒔絵に螺鈿と金を用いてステンドガラスのような装飾を施してあります。
こちらもかんざしの角度を変えることによって、きれいな七色の輝きを放ちます。
このかんざしはある意味、かんざしの「和」と、アール・ヌーヴォーやステンドグラスなどの装飾の「洋」の新しいコラボレーションによる逸品とも言えるのではないでしょうか。
・べっ甲蝶唐草文様琥珀螺鈿銀蒔絵かんざし (蒔絵:紫音、長さ:約142㎜、横:約75㎜)
【abkbf130514-1】¥256,200【完売】 \244,000+税【再入荷】※
※お問い合わせください。
※再入荷(2017.04.17)追記【完売】
※デザイン違い再入荷(2017.08.10)追記→こちら
□アール・ヌーヴォー とは、(フランス語: Art Nouveau)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動。「新しい芸術」を意味する。花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせによる従来の様式に囚われない装飾性や、鉄やガラスといった当時の新素材の利用などが特徴。分野としては建築、工芸品、グラフィックデザインなど多岐に亘った。 (~Wikipedia )
□「アール・ヌーボー」と「アール・デコ」って? ←面白い記事を見つけたので、ご興味のある方はどうぞ。
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