三国志3巻-4巻 | ギッコンガッタン 

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日々、気の趣くままに綴る雑記帳

三国志(三) (吉川英治歴史時代文庫)/講談社
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 あの有名な吉川三国志です。3巻は、献帝を擁して曹操が大勢力にのし上がっていく様子が生き生きと描かれます。そんな中、徐州をめぐって呂布と劉備に曹操がからみ更にその中で袁紹・袁術の兄弟の思惑も絡みます。最終的には、呂布は最期を迎え、劉備三兄弟も曹操の攻撃を受けて散り散りになってしまいます。曹操は、関羽を自陣に招き入れます。しかし、関羽は、曹操の厚遇にもなびきません。一方、劉備は、袁紹の元に身を寄せるのですが。


 

三国志(4)(吉川英治歴史時代文庫 36)/講談社
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 関羽は、劉備の消息を知りいてもたってもいられなくなり千里の道を駆け抜けます。ようやく、三兄弟は、再会を果たします。一方、曹操は、ついに北の大勢力であった袁紹を倒してついにシナ大陸一の実力者へと躍り出ます。しかし、拠る土地のない劉備は、荊州の劉表の元に身を寄せます。人材を求める劉備はついに稀代の軍師である諸葛孔明と出会います。そして、ついに荊州に曹操は、軍を進めます。圧倒的な力を持つ曹操相手に劉備は戦いを挑みます。


 この3から4巻は、曹操がいよいよのし上がってくる過程が克明に描かれているところです。劉備は、綱渡りの中でも志を忘れず這い上がる時を待ちついに待望の人材・孔明に出会いさあこれからと言うところです。呉の方は、孫策のあとの孫権が南で地盤を固めているところですが存在的にはこの巻の中では地味目です。また、呂布の存在も面白いところです。さあ、次の巻は、いよいよ三国最大のクライマックスと言える赤壁の戦いになるので楽しみですね。