変更履歴の追記箇所に下線を引くマクロ(その2) | みんなのワードマクロ

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以前ご紹介いたしました「変更履歴の追記箇所に下線を引くマクロ 」にいただきましたコメント から改良してみました。

ご助言をどうもありがとうございました。こうすれば、かなり応用がききますね。



▼このマクロでできること

変更履歴が記録された箇所に対して、文字列の入力、文字列の削除、それ以外の変更にわけて変更履歴の承諾をしながらマーキングをします。

文字列を入力した場合には、入力された文字に下線を引きます。

文字列を削除した場合には、削除された文字列の次の1文字に下線を引きます。

それ以外の変更(たとえば、書式変更)には、何もマーキングをしません。



(1)例として、以下の文章を用います

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(2)変更履歴を記録しました

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「あれは、自動車です。」として、「です」の部分のフォントの色を変更しました。



(3)マクロで処理をしました

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書式変更した部分(フォントの色を変更した部分)には、下線でマーキングがされていません。




▼マクロの解説

hishiさんに教えていただいたとおり、Typeプロパティをしらべて、それぞれ別の処理をしています。

用途に応じて、処理を変えたらいいですね。

Typeプロパティの種類は、他にもたくさんありますので、必要な方はヘルプでご確認ください。




▼マクロ
Sub 変更履歴_追記箇所に下線をひくマクロ_2()

 Dim myRev As Revision

 For Each myRev In ActiveDocument.Revisions
  
  Select Case myRev.Type
   
   '挿入の場合
   Case wdRevisionInsert
    With myRev.Range
     .Font.Underline = wdUnderlineSingle
     .Revisions.AcceptAll
    End With
   
   '削除の場合
   Case wdRevisionDelete
    With myRev.Range
     .MoveEnd unit:=wdCharacter, Count:=1
     .Font.Underline = wdUnderlineSingle
     .Revisions.AcceptAll
    End With
    
   'それ以外の場合
   Case Else
    With myRev.Range
     .Revisions.AcceptAll
    End With
    
  End Select
  
 Next

 Set myRev = Nothing

End Sub




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