一括置換による翻訳支援ソフト【ぱらぱら】置換前の語句を置換後に残す方法 | みんなのワードマクロ

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一括置換による翻訳支援ソフト「ぱらぱら」 のユーザーの方から、以下のようなお問い合わせがありました。



「用語置換の際に、ただ置き換えるだけでなく、原文も残してくれるとありがたいです。
置換した用語がそのまま使えるとは限らないので、一括置換後に原文を見ながら修正していきたいのです。」



ぱらぱらは、置換した用語がそのまま使えるような「一義的な言葉を置き換える」操作を自動化したものです。

なので、上記のように、「置換した用語がそのまま使えるとは限らない」場合には、辞書に登録しない方がよいかと思います。




そうは言っても、なんとかして欲しいですね(笑)。

今回の記事では、ソフトウェアの改造ではなく、辞書の登録方法を工夫することで対処する方法を2つご紹介します。




1置換後の文字列(訳語)に、検索する文字列(見出し語)も含めて登録する

たとえば、よくある例ですが、substrate という言葉は、分野によって訳語が異なりますね。

基板、基材、物質、、、と訳語が変わります。


substrate(タブ)基板★substrate


★マークは、何でもかまわないのですが、置換後に読み返したときに基板が原文ではsubstrateであることがわかるようにしておきましょう。




2置換後の文字列(訳語)に、複数の訳語(訳語候補)を記載する

上記と同じ、substrate という言葉で紹介します。

このような場合には、以下のように辞書をつくることもできると思います。


substrate(タブ)基板★基材★物質


上記と同様、★マークは、少なくとも、この一連の言葉が候補の1つであることに置換後に気づけるようにしておけばいいと思います。

読点(、)で区切ってしまうと、あとからわからなくなるかもしれないのでご注意ください。




▼お知らせ
このような辞書の登録方法についての細かな方法は、4月15日の午前中のセミナーにてご紹介する予定です。

参加者のみなさまの持っている疑問や独自の方法をご紹介いただくことで、内容が充実していくと思います。

楽しみですね。

参加いただけるみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。



午前の部はすでに数名の方がキャンセル待ちの状態ですが、午後は残席が2つございます。

午後の部では、ぱらぱらで置換した後にどのようにして翻訳を進めるのかをご紹介します。

特殊なマクロでカーソル移動の自動化をしたり、置換した文字列を保存して、次回以降のぱらぱらの辞書に活用したり、そんな方法もご紹介します。


ご興味があるかた、ぜひお越しください。


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