Offce クリップボードマクロの使い方(その2) | みんなのワードマクロ

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Office クリップボードを操作するマクロ(サイト紹介)」の続きです。Office クリップボードに保存されている複数の内容から1つを指定して貼り付けるマクロです。


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Office クリップボードには上記のように最大24個の内容(アイテム)を保持できます。

一番新しい内容を1として数字を割り振り、この番号を指定することで、対応するアイテムの貼り付けができるようになりました。これがきぬあささんが作ったマクロの内容です。

繰り返しコピペをする方にとっては、キーボードからマクロを実行すれば貼り付けができますから、作業の効率化の面で非常に価値のあるマクロだと思います。

Offce クリップボードマクロの使い方(その1)」にて、上記マクロを少しだけ使いやすくする補助的なマクロを1つ紹介させていただきました。

今回は、別の視点でマクロを書いてみました。


▼このマクロでできること
きぬあささんがサンプルとして紹介しているコードを使って、例としてマクロ1~3のようにしてみました。

前回紹介したマクロでは、ダイアログボックスにて貼り付ける番号を入力したのですが、今回は番号を割付けたマクロを作って、そのマクロを実行すると、1、2、3、、、と指定されたアイテムが貼り付けられます。

これをキーボードに割付けて、キーボードから自在に貼り付けましょう(キーボードへの割付け方法は、「『キーボードのユーザー設定』でキーボードにマクロを登録する方法」をご参照ください)。

例えば、[Alt] + [1]、[Alt] + [2]、、、と、クリップボードに表示されている順番でキーボードで押すと、その内容が貼り付けられるように登録できます。

直感的に使えるのは0~9までですが、直近のクリップボード10個をキーボードから操作できるなんて、それだけでもすごい便利じゃないですか!

これこそ、「『ちょっとしたことの自動化』で、仕事は30分早くなる」そのものです。

作業内容によっては、かなりの威力を発揮できますね。

どうぞお試しください。


▼登録方法
きぬあささんのサイトの前半に掲載されているマクロを登録したのち、その下に以下のマクロを書いてください。

PC Onlineに書かれたマクロコードの登録方法をご覧ください。

(始まり)
Option Explicit

Private Declare Function AccessibleChildren Lib "oleacc" (ByVal paccContainer As Office.IAccessible, ByVal iChildStart As Long, ByVal cChildren As Long, ByRef rgvarChildren As Any, ByRef pcObtained As Long) As Long

・・・・(省略)・・・・

 End If
 Set GetAcc = ReturnAcc
End Function

(終わり)

同じモジュール内で上記の続きに、以下のマクロを貼り付けてください。


▼マクロ1 アイテム1を貼り付けます
Public Sub ClipBoard1_Paste()
 PasteOfficeClipboardItem 1
End Sub

▼マクロ2 アイテム2を貼り付けます
Public Sub ClipBoard2_Paste()
 PasteOfficeClipboardItem 2
End Sub

▼マクロ3 アイテム3を貼り付けます
Public Sub ClipBoard3_Paste()
 PasteOfficeClipboardItem 3
End Sub


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