リアブレーキキャリパOH・・・その④ | taka@GH-AP1のグラとS2000とPerfumeと

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アラ還おじさんが名古屋グランパスとS2000とPerfumeをメインに仕事の愚痴、日々の出来事などを交えて、思いつくままに書き綴っていきます。

いよいよ、リアブレーキキャリパOHの最終章です。



組みあがったキャリパを車体に取り付けます。



基本的には、取り外した時と逆の手順で。



まずは、キャリパブラケットを取り付けます。


キャリパのOHのみなら、ブラケットを外す必要はありませんが、今回はローターも交換したのでブラケットを外しています。



ローターの裏側のナックル部に取り付け穴があります。




2ヶ所のボルトを穴に通してブラケット側のネジ穴にねじ込んで行きます。




仮締めしたら、上下を均等に閉めこんで行きます。


最後にレンチを使ってしっかりと閉めこんで置きます。




できれば、トルクレンチを使って、規定トルクで締め付けるのがベターです。


取り外した時の力加減と同じくらいで締め付けて置きました(プラハンで2、3回叩く程度)。




ブラケットを付けたら、外して置いたブレーキパッドを取り付けます。


ローターを交換したので、出来れば新品のパッドにしたかったのですが・・・




まだパッドの残りもあったので、そのまま再使用です。





キャリパボディを取り付けますが、組み付け時に書き忘れましたが、ピストンの十字の溝の向きに注意が必要です。




キャリパボディに対して垂直、水平に。


と言うのも、



ピストン側のパッドに突起があるので、位置を合わせておかないとキャリパボディが入りません。



キャリパボディを取り付ける前にパーキングブレーキのケーブルをつないで置きます。


ケーブルをステーの穴に通して、レバーに先端のフックを引っ掛けます。


リターンスプリングは外して置いた方がはめ易いです。




ケーブルを引っ掛けたら、リターンスプリングを戻します。




別アングルで、



リターンスプリングを外したレバーをケーブル側に回します。





そうして、ケーブル先端のフックを引っ掛けます。




パーキングブレーキのケーブルがつながったら、キャリパボディをブラケットに固定します。


スライドピンのネジ穴とキャリパボディの取り付け穴をあわせます。




ピンが当たるようなら、ピンを押し込みます。


ピンブーツが膨らんだ場合には先端の少しめくってエアを抜いて起きます。スライドピンの組み付け時に注意して置く点です。



キャリパボディ側からボルトを差し込んでスライドピンにねじ込みます。


ピンの六角部をスパナで固定して、ボルトを締め付けます。





キャリパボディを固定したら、ブレーキホースをつなぎます。




今回はブレーキホースもステンメッシュに交換しています。


バンジョーボルトの金属パッキンは、ホースにも付属していますが(銅製)、OHキットに入っていたアルミパッキンを使用しました。




バンジョーボルトで、ホースをキャリパにつなぎます。





これで、キャリパの取り付けは完了です。






最後に外したキャリパカバーを取り付けます。







以上で、リアブレーキキャリパのオーバーホールの完了です。


後はしっかりとエア抜きをして、パーキングブレーキの効きを確認です。




今回、バラした感じでは、パーキングブレーキ機構までのOHの必要性はないかなと。


ダストカバー部の錆やピストンの腐食に対して、パーキングブレーキ機構のパーツは至ってきれいなもんでしたから。ただ、キャリパの錆落としの時にアジャストボルトが邪魔になるし、落とした錆が中に入る可能性も高いですね。


そのあたりがクリアできれば、ダストカバー、ピストンシールの交換とピストンの洗浄、チェックで十分かもですね。








さて、この記事を参考にDIYでキャリパのOHをする事は構いません。


しかし、ものがブレーキだけに万が一の際には自己責任だけではすみません。



最悪の場合、他人の命さえ危険にさらす事になります。


その事を十分に心得て下さい。






あくまでもオウンリスクにてお願いします。




今回のリアブレーキキャリパのオーバーホールだが、作業の方法、人選は全て君に任せる。例によって、君、もしくは君の友人が怪我、あるいは車を壊しても当局は一切関知しないから、そのつもりで。成功を祈る。





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