朝の予告編で書いたように、S2000のブレーキ周りリフレッシュの第1段として、一番厄介そうな(実際に厄介だったww)リアブレーキキャリパのオーバーホールからアップして行きます。
長文になりますので、あしからず。いや、普段から長文ですが。笑゛
まずは、サービスマニュアルは絶対に入手して置きましょうね。
ディーラーで頼めば、必要部分をプリントアウト(今は電子ファイル化されているので)してくれると思います。
ディーラーによっては、ブレーキ関係は重要保安部品だからと渋るかも知れません。
しかし、法的には保安部品はあっても、重要保安部品は定義されていません。
それに車の使用者は、自分の車を点検、整備する事が義務付けられています。よく整備士の資格がいるなどと言われる事がありますが、これも正確には間違い。
このあたりは、またの機会に。
では、マニュアルに従って分解に入ります。
車をジャッキアップして馬をかけます。タイヤを外して準備完了です。
パーキングブレーキ(サイドブレーキ)は解除します。
リアのブレーキ周りです。
始めに、キャリパカバーを外します。
キャリパーカバー。
前方と奥の上、2本のボルトで固定されています。
そのボルトを緩めて外します。
カバーは、ちょっと引っかかりがありますが、引っ張れば外れます。
カバーを外すと、パーキングブレーキのパーツが現れます。
次に、キャリパ本体に固定されているブレーキホースを外します。
このブラケットは上下2本のボルトで固定されています。下側が見づらいので注意です。
ボルト2本を外すと、ブラケットが外れます。
この後、パーキングブレーキのケーブルを外すとなっています。
ケーブルを固定しているクリップを外します。
で、ケーブルをレバーから外すとマニュアルには書かれていますが・・・
リターンスプリングを外しても、中々外れません。
ここは、あっさりと諦めて後回しにします。
バンジョーボルトを緩めて、ブレーキホースをキャリパから外します。
バンジョーボルトを緩めると、ブレーキフルードが漏れてきますので、下に受けかウエスなどを置いておきます。
外したホースの先端は、そのままにして置くと、液が漏れ続けます。
みんカラで見つけた知恵を拝借して、
先端部にウレタンスポンジを差し込んで、更にポリ袋で。
キャリパボディを取り外します。
キャリパピンの六角部(ブラケットとキャリパの間)にスパナをかけて固定します。
リアは17mmのレンチ、フロントは19mmになります。
ピンを固定したら、キャリパを固定しているボルトを緩めます。
下側も同じです。
ボルトが外れたら、パーキングブレーキのケーブルに注意して、キャリパボディを外します。
キャリパボディが外れると向きに自由度が出来ますから、ケーブルが外しやすくなります。
これで、キャリパボディが外れます。
キャリパのOHだけなら、ブラケットはそのままでキャリパピン2本とピンブーツを外します。
今回は、ブレーキローターも交換したので、キャリパブラケットも外しました。
ブレーキパッドは邪魔になるので、外して置きます。横に引っ張れば簡単に外れます。
ブラケットも2本のボルトで固定されています。
写真の奥に見えているボルトです。
2本のボルトを緩めて抜き取ります。
ここは、結構固く締まってします。メガネレンチをかけてプラハンでたたいて緩めました。
これで、ブラケットが外れます。
以上、リアブレーキキャリパの取り外しまで。
写真は左側ですが、当然、右側も同じ手順で行います。
続きは、その②にて。