LEC の看板講師の一人です。
司法試験関係の参考書を多数執筆されています。どちらかというと、講師としてよりも予備校本の著者としての影響力が強い先生だと思います。
司法試験受験界に勉強方法の重要性を認知させた功績は大きいです。
特に、いたずらに法学チックな方向に走らず、あくまでも試験の重要性を強調する姿勢や、試験レベルを過度に高く見積ることがない姿勢は、どんなに評価してもし過ぎることはありません。
いたずらに手を広げる勉強に何の疑問も抱いていないように見える最近の講師たち(特に、ロー経由の新司合格者講師たち)は、柴田講師のこういう姿勢を少しは見習って欲しいです。
司法試験の方法論としては、特に答練中心主義を強く推奨しています。インプットよりもアウトプットの重要性を強調するスタイルの講師です。そこから、答練の解説については一定の評価があります。
インプット講義についても、伊藤塾系の講師に比べるといま一歩なところもありますが、一般的な予備校講師の中では、かなり良いほうの先生だと思います。