ランタノイドブラザーズの紹介が終わり、いよいよ遷移金属へと戻ってきた。
しかし、いきなり知名度が低い元素っちである。
72号室ハフニウムっちから77号室のイリジウム伯爵まで、非常に高密度、高沸点の実用度が高い元素っちが続き、その次はいよいよプラチナ公爵、ゴールド社長と超有名元素っちが続いてくる。
ハフニウムっちの最大の好物は中性子である。
中性子とは、水素っち以外の全元素っちの体の中に入っている粒子で、ハフニウムっちは大量にこれを食べる癖がある。
これがなんの役に立つかと言うと、あの原子炉の制御棒である。
原子力発電所のエネルギー源として有名なウランっちは中性子を受けることによって分裂し、そのときに出てくる中性子がさらに他のウランっちに当たって分裂し・・・を繰り返すことによって、莫大な反応が生じる。
しかし、中性子大好きなハフニウムっちを反応中の原子炉に入れることにより、ウランっちに当たるはずだった中性子を大量に食べてしまって、核分裂の反応を止めてしまえるのだ。
というわけで、彼は、原子力発電所の制御棒として大活躍中である。
その他、高沸点、高強度、耐腐食性を活かして合金の材料として使われたり、金属を切断するアーク放電に使われたりしている。
また、最近では指輪などの装飾品にも使われるそうである。
名前は無名でも、人間界では結構引っ張りだこなのだ。
お隣の元素っち
73号室 タンタルっち
兄弟元素っち
22号室 チタンっち
40号室 ジルコニウムっち
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